障害者施設の事例

施設名: 就労継続支援B型

就労継続支援B型作業(職業)指導員重度知的障害てんかん

対応者

対応者

対応者 作業(職業)指導員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

利用者のTさんは、職員1名と利用者のHさんの計3名で「情報誌ぱど」の配布の仕事をされていました。
いつものように配布作業に取り組んでいましたが、職員がHさんと一緒にいる間にTさんが行方不明になってしまいました。
Tさんは作業に慣れていて1人でもポストに投函できる方でしたが、Hさんは職員とポストの近くまで行き場所を一緒に確認したのち、自分で投函するというやり方で進めていました。
職員がHさんとポスト確認の為にTさんのそばをそのまま離れていたことが原因でした。
周辺を探しましたが見つからなかった為、施設に連絡を入れました。
配布作業は一旦終了し、Hさんと施設に戻りながらTさんの捜索を続けました。
その後、施設にTさんのお母様から「家に帰ってきています」と連絡がありました。
Tさんは元々、同法人の入所施設で生活しており時より「家に帰りたい」と言っていましたが、本当に帰ってしまったことは過去に数回でした。
すぐに自宅にお迎えに行き謝罪をしました。
Tさんはお母様と次に自宅に戻る日を確認し、職員と施設に戻られました。

対応者の中での対応

(良かった点)周辺を探しても見つからなかった為、施設に連絡を入れたこと。
       連絡後、一緒にいたHさんと施設に戻ったこと。
(悪かった点)Tさんに何も伝えないままそばを離れたこと。

今後同じ事例が起きた時の対処法

配布作業などの外作業では常に利用者の方に気を配り、離れるときはその旨伝えるか一緒についてきてもらうなどの対応が必要だと思います。
可能であれば職員の人数を増やすとさらに安全かと思います。
今回はTさんにHさんのポスト確認を手伝ってもらいながら進めるのも良かったかもしれません。
また、「家に帰りたい」と普段から話していたにも関わらず配布のエリアが家の近所でした。日頃から家に帰る日を確認しておくことでTさんが安心して仕事に取り組めるかと思います。

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