障害者施設の事例

施設名: 就労継続支援B型

就労継続支援B型作業(職業)指導員てんかん

対応者

対応者

対応者 作業(職業)指導員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男性

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トラブルが起きた背景

利用者のMさんは自閉症をお持ちの方です。
入所して間もない頃、作業室内で他利用者が不穏な様子を見て、作業室を飛び出して廊下の壁に頭を何回も打ち付けることがありました。
Mさんは実習で施設の見学と作業の体験はしていましたが、その時は利用者の人数も少なく、通常と雰囲気は違っていたかと思います。
自宅では頭をぶつける自傷行為はあるとのことでしたが作業所でするのは初めてのことでした。
その後も数回、作業に行くも廊下に出て頭をぶつけることを繰り返していました。
廊下を飛び出した際に職員も追いかけて、頭をぶつけるのを止めました。
場所を変えて落ち着いたところでまた作業室に戻りましたが、作業室の他利用者の方がまだ不穏な様子だったので、再び廊下に出て頭をぶつけ始めてしまいました。
不穏な利用者の方は、作業室を出ることでさらに取り乱してしまう可能性があったので移動することはできませんでした。
その為Mさんはまだ入所間もないこともあるので、別室で半日ゆっくり休憩をされました。その後は不穏だった方も落ち着き、Mさんも作業を始めることができていました。

対応者の中での対応

(良かった点)施設や仕事に対して嫌なイメージが残らないように、しっかり休憩時間を作って好きなことをしてもらったこと。
(悪かった点)作業室にいた利用者がまだ不穏にも関わらず、戻ってしまったこと。

今後同じ事例が起きた時の対処法

新しく入所された方はまだお互いにわからないことが多く、不慣れなので一つ一つのことに特に時間をかける必要があると思います。
今回は仕事に早く戻ってもらおうとするのではなく、Mさんと作業室内の様子をよく見て、戻っても大丈夫そうだと判断できたら戻るのが良かったかと思いました。
仕事をしていない時間は悪いわけではないので、職員の気持ちの焦りもあったかと思います。
焦っていると職員1人では判断がつかないことが多いので、周囲が報連相しやすい環境であることも大切だと感じました。

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