障害者施設の事例

施設名: 就労継続支援B型

就労継続支援B型作業(職業)指導員重度知的障害てんかん

対応者

対応者

対応者 作業(職業)指導員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

利用者のTさんは入所施設を利用されています。
Tさんは日頃から家に帰りたい気持ちがあり、夕方になると机に伏せていることが多いのでよくスケジュールの確認をしていました。
職員が声をかけてバスに乗れる日もあれば、止むを得ず職員が数人で抱えて乗る日もありました。
この日も自分で乗るのは難しく、抱えられて席に座ると隣の利用者の方の髪を引っ張ってしまいました。
職員が止めて手を離すも、激しく暴れて職員の手を噛みました。
職員数人で離し、周りの利用者の方も危険なためTさんは一度バスから降りました。
隣にいた利用者の方に謝罪と怪我の有無を確認後、Tさんは別送迎になったためバスは先に出発しました。
Tさんは別の職員とカレンダーで家に帰る日を確認や、入所施設での楽しみなことを話すなどして落ち着いたところで入所施設へ帰られました。
その後被害にあった利用者のお母様に謝罪と入所施設に連絡を入れました。

対応者の中での対応

(良かった点)すぐにバスを降りて別送迎にしたこと。
(悪かった点)職員に抱えられて乗車したにも関わらず席順の配慮が足りなかったこと。

今後同じ事例が起きた時の対処法

ご本人が入所施設へ帰ることに納得できるようにすることが一番かと思いますが、バスに乗るのが難しいと判断されたら、他害行為になる可能性を考慮して別送迎にできないかをあらかじめ検討することだと思います。
別送迎ができない場合は、乗車する前に席順と周囲への配慮が欠かせません。
出発後も利用者の方の側から離れないことが重要です。また、作業所と入所施設間で情報共有することで対応を話し合っていく必要もあるかと思います。

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