障害者施設の事例

施設名: 自立訓練(生活訓練)

自立訓練(生活訓練)ボランティアその他身体障害 自閉スペクトラム症(ASD)

対応者

対応者

対応者 ボランティアその他

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男性

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トラブルが起きた背景

普段はおとなしい性格のAさん。しかし、本人にしかわからない疳の虫が騒ぐと急に暴れ出すということがたまにあると聞いていました。その暴れた光景を初めてみたときのことをお伝えします。
ある日の昼食時のことです。昼食を食べるときは、まず机の下にブルーシートを敷き、机にはテーブルクロス、そして利用者さんたちには使い捨てのエプロンをつけた上で昼食が運ばれます。
何日か前からお腹を壊していたAさんはあまり食事がとれていなかったようでしたが、その日の朝は完食したと聞いていました。
昼食が待ちきれず、ブルーシートの用意をしているとすでに椅子に座っていました。
他の介助員が「Aさん、シートを引きたいので少し椅子をたっててもらえますか」と言った瞬間、その介助員に向かってかみついたのです。
かみつかれた介助員は、必死にAさんのことを払いのけましたが、体格のいいAさんはびくともしませんでした。
私も含め3名でAさんを押さえつけましたが、かまれた介助員の腕は赤黒い歯型がついておりかなり痛そうでした。
すぐに、保健室で手当てをしましたが念のためということで病院へ行きました。
Aさんは、正気に戻るまでには20分くらいかかり暴れていたので、別の部屋に隔離し興奮が収まるまで監視することになりました。

対応者の中での対応

とても怖かったのですが、介助員がかみつかれたときに、咄嗟にAさんのところへ駆け寄って押さえつけられたのはよかったと思います。
3名いてようやく介助員とAさんを離すことができるくらいの力だったので、勇気をもってすばやく動けたのはよかったです。
咄嗟に動くことができないことも多かったので、動けるようになったことが自分の成長を感じました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

一番悔やまれたのが、Aさんが椅子に座る前から様子がいつも違うということを、私を含め介助員は気づいていました。
なので、Aさんが椅子に座る前に何かしら他のことをして興味を食事の用意からそらすこともできたし、別の部屋で待機することもできたのかなと思います。

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