障害者施設の事例
施設名: 就労継続支援A型
就労継続支援A型作業(職業)指導員身体障害うつ病
対応者
対応者 作業(職業)指導員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
トラブルが起きた背景
利用者Sさんですが、落ち着いた状態で毎日を過ごされていた。しかし母親が急に体調を崩され、母親の今後、ご自身の今後を考えられ不安定な状態になる。
仕事に集中できなくなるのはもちろん、兄弟に対しても母親のお金の問題や今後の受け入れ先のことでトラブルになる。そうした状態が続きコンビニで警察沙汰になる。
統合失調症の症状が強く表れるようになり、幻覚が現れ根も葉もないことを主張されるようになる。
そうした中、ふとすれ違う際に身体がふれあった利用者様に対して胸ぐらをつかみ激高される。激高された利用者様は大変委縮され震えが全身に現れる。
胸ぐらをつかみ激高されたと思えば、すぐに土下座をされ謝られるなど感情の起伏が激しい。
両者に対して一人ずつ聞き取りを行い、互いの思い、言い分を把握する。
激高された利用者様の精神的ダメージを一番に考え行動する。この件はすぐに立ち直られたため、激高した利用者様に落ち着いて頂き両者を交えて謝罪する機会をもった。
後日、激高された利用者様はコンビニでトラブルを起こされ、精神病院に緊急入院となった。
対応者の中での対応
両者に発言の機会を与え、互いの意見を聞くことで誤解や謝罪点を把握することができた。
激高した側も平等に接されていると考えられ落ち着かれた。
胸ぐらをつかまれたことも行き過ぎた内容だと納得していただいて、被害者側も納得されたので良かった。
今後同じ事例が起きた時の対処法
同様に対応する。
付け加えて何がいけなかったか(暴力行為)をより理解していただけるようにする。
主治医、相談支援専門員にすぐに連絡し判断を仰ぐ。必要であれば受診を勧める。
他利用様にも何がいけなかったか、どのような状態でこのようなことが起こったのか理解して頂き、再発防止に全体で努めれるようにする。