障害者施設の事例

施設名: 就労継続支援B型

就労継続支援B型作業(職業)指導員中度知的障害自閉スペクトラム症(ASD)

対応者

対応者

対応者 作業(職業)指導員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男性

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トラブルが起きた背景

利用者Sさん 身長178cm 男性 自閉症持ちの自分のやりたい事が気になってしまって作業に中々集中出来ない方です。
又、簡単な会話はできます。作業としては羊毛作業、アルミ研磨を行い、見本があればそれに向かって整える事が可能です。
暑さが苦手で気温が上がるとイライラする様子がある方でその時は作業所で30度近くあり、窓を開けていましたが冷房設備は無い状況でした。
イライラしている様子が見られたので、10分の休憩を全体でとり休憩所で少し休んでもらうことにしました。
アイスノンや冷たいお茶を提供したのですが、情緒が収まる様子が見られなくお茶等を片付けに目を離した際に窓ガラスに頭突きをしてしまいトラブルとなりました。
理由としては暑さが原因と考えられます。
その後、すぐに側へ行き他の利用者さんを窓から離し他の職員に作業を引き継いでもらい、Sさんの怪我の様子を確認し一旦Sさんには作業を中断してもらいました。
自身のロッカーから好きな写真アルバムを一緒に取りに行き、別の事に意識を持って行く事で落ち着いてきています。
Sさんにまだ暑いか確認した所、暑いと答えてくれたのでアイスノンをタオルに巻き首元を冷やしています。
イライラしそうな時にこちらで配慮するべきなのですが、自身からも言ってもらえるよう伝え納得してもらっています。
その後は作業所の環境の見直しを行い、窓に向かう回数が減っています。
親御様には状況と事情を説明し、施設内の環境改善を提案し、暑い日は身体を冷やせる物を持参してもらえないか打診をし了承をもらう事が出来ています。

対応者の中での対応

良かった点:他の利用者さんの安全確保と他職員との連携がすぐに出来た事。    
悪かった点:イライラしているのがわかっていたのに離れてしまった事。

今後同じ事例が起きた時の対処法

同じ様な状況になった際、他の職員に連絡をし個別で対応出来るようにしていきます。
Sさんは利用を始めてからまだ日が経っていなく今後も様々な変化に合わせ情緒を見ていき、Sさんが安心して働けるようモニタリングして行く様に努めていきます。
情報が少ないぶん警戒しながら職員全体での情報共有する事で軽減していけると感じています。

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