障害者施設の事例
施設名: 就労継続支援A型
就労継続支援A型アルバイト精神障害2級統合失調症
対応者
対応者 アルバイト
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
トラブルが起きた背景
Sさんは障害者雇用でパン屋さんにアルバイトとして働いてました。
Sさんの方が先輩で最初は向こうから気さくに話しかけてきてくれたので違和感なく打ち解けることができて、よく会話もしてました。
しかし、会話の内容が信じられない事が多くて段々とSさんに不信感を抱くようになりました。
最初は「婚約者が東京にいて歌手の仕事をしているけど、月に一回は広島まで会いに来てくれている。」などと言っていたので私が「フィアンセさんの写真を見せて」と言ったら、なんとEXILEのCDジャケットを持ってきてTAKAHIROを指差し「この人が私の婚約者だよ。」と平気な顔して言うのです。信じられるはずはなく、私は軽く冗談まじりに「まさか、嘘でしょー!?」と笑い飛ばしたら「本当だから!」とSさんは不機嫌になり、キレてしまったので以後の付き合いにすごく気を使うようになりました。
他にもSさんは他のバイトの人と私が笑いながら会話してたりすると睨みつけてきて「私の悪口言って笑ってるんでしょ!?」などと理不尽な怒りと被害妄想をぶつけてくるようになったので、病状が悪化してるのだと思い下手に刺激せず「そんなことしてないよ、◯◯の話ししてただけだよ、Sさんちゃんとお薬飲んでる?」などと服薬を促したりしていました。
対応者の中での対応
妄想話しにはただ単なる聞き役に徹するように努め、被害妄想を起こさないように気配りしていました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
統合失調症の症状の一つに激しい妄想があるということがよく分かりました。
本人には悪気はなく、病気がそうさせているのだとSさんの病気を理解して上手く付き合っていくことを学びました。
きちんと服薬しているかを確認するのも大事だと思います。