障害者施設の事例

施設名: 就労継続支援A型

就労継続支援A型作業(職業)指導員軽度知的障害自閉スペクトラム症(ASD)

対応者

対応者

対応者 作業(職業)指導員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男性

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トラブルが起きた背景

当時私は小規模作業所で作業指導員として勤務していました。
そこの利用者の中に一人のT君という男の子がいました。
T君は軽度の知的障害があり、作業がうまくいかないと感情の抑えがきかないという特徴がありました。
その作業所ではお客様とのお金のやり取りがあり、その日はT君が担当で私がサポートについて接客に当たっていました。
そうして接客中、極力私は手を出さず最低限のサポートに徹していたのですが、一人のお客様とのやり取りの中で計算に手間取る場面がありました。
その状況に段々とパニックになりました。最終的に私もサポートに入り業務は終了したのですが、その事をT君が自身の親に話して私の対応が悪いとの怒りを買うというトラブルになりました。
後日T君とその親を交えての話し合いの場を持ちましたが、T君の親の意見としては『うちの子にはそんなことはできないのに何故そんな作業をさせたのか』という内容でした。
その時の状況や業務内容を何度説明しても理解してもらえず、結局T君は施設を去る結果になりました。
その時の反省を踏まえてお金のやり取りはスタッフが行うことになったのですが、そうすると利用者の訓練にもならず、段々と管理者との意見の相違から私もその施設を退職しました。

対応者の中での対応

T君個人の特徴を適切に見抜けず、結果的にT君を追い込むことになってしまったのは私自身の力不足だと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

やはりまずは自分の利用者に対する理解を深めるところだと思います。
知識・経験を身に着けスキルアップすることで、同様の事例になる前に未然に防ぐことだと思います。
ほかにはご家族の方に事前に業務内容をしっかりと説明し、そのリスクも理解してもらるよう努めることだと思います。

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