障害者施設の事例
施設名: 宿泊型自立訓練
宿泊型自立訓練生活支援員身体障害
対応者
対応者 生活支援員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
トラブルが起きた背景
利用者のMさんは言語障害と双極障害をお持ちの方です。
また多少の身体障害もありますが、自力歩行にはそれほど問題はありません。
そのためMさんにとって何か気に入らないことがあると、よく職員が待機している場所にいらっしゃいます。
通常であれば不明瞭な軽い文句程度ですぐに自室に戻られます。しかしその時はいつもと違っていました。
こちらが応対するとMさんは職員のいる場所に来るなり、これまでにないほど感情的に文句を言ってきました。
そこでその場にいた職員数人で対応しなければなりませんでした。
後で分かったことですが担当の職員がMさんに注意をするなどして、すでにかなり気分を害していらっしゃったことが分かりました。
いつものように対応すると、Mさんはかなり感情的に文句を言ってこられました。通常の対応では収まりがつかず、その場にいた職員数人でMさんの感情が収まるまで対応しました。その後、担当職員からMさんの機嫌が悪かったという報告を受けたので、その場合は早めに他の職員らにも伝えるよう確認しました。
対応者の中での対応
(良かった点)Mさんに対していつも通り対応したが、収まりがつかなかったので他の職員らと協力して対応したこと。
(悪かった点)始めに対応した時、Mさんのいつもの様子の違いに気がつかなかったこと。気づけばトラブルを防げたかもしれなかった。
今後同じ事例が起きた時の対処法
それなりに上手く対応できるので、いつも通りに対応してしまうと通常とは違うことが原因で問題になってしまうことがあります。
今回のMさんの場合がそうでした。他の職員らと協力して何とか対応することができましたが、担当職員の報告が遅れてしまってもいつもと違う利用者の変化に早めに気づくことも必要だったと思います。