障害者施設の事例
施設名: 就労継続支援A型
就労継続支援A型生活支援員精神障害2級うつ病
対応者
対応者 生活支援員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
トラブルが起きた背景
利用者Uさんですが、うつ病・双極性障害・多重人格者と多様の障害をお持ちの方です。
最初は大人しい方で作業を淡々とこなしていたのですが、だんだんと人格が変わっていきました。
作業はテーブルごとで別れて行うもので一人指示役の方を毎日交代で担当してもらっていました。
その指示役をするようになってからリーダーだと勘違いしてしまい、作業が遅い方に厳しい態度になっていきました。
支援員が指示するようになってからは少し落ち着きましたが、ある日私情で何かあったらしく急に暴れはじめました。
代表が相談室に連れていき落ち着かせることになりました。
代表によると「自分はできるのに横に出来ない人がいるとイライラした。プライベートでも上手くいっていなかったため、気持ちが抑えられなかった」という理由でした。
その後職員で話しあい、落ち着くまで作業が早くUさんとも話している方の隣に座っていただくことになりました。本人も落ち着いたのか急に暴れることも減っていきました。暴れた際はすぐ相談室に連れていき、落ち着かせるように対応をしました。
対応者の中での対応
(悪かった点)Uさんの障害をもう少し理解した上で指示役を任せられるかの判断をすればよかった。
今後同じ事例が起きた時の対処法
Uさんは多重人格者ということもあり、自分自身がコントロールできないことがあります。
指示役を任せられるかを職員でもっと話しあうべきでした。他の利用者さんの不安を作ってしまったと思いますので、障害を理解してから検討すればよかったと感じます。