障害者施設の事例

施設名: 就労継続支援A型

就労継続支援A型アルバイト精神障害2級うつ病

対応者

対応者

対応者 アルバイト

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男性

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トラブルが起きた背景

トラブルが起きた要因ですが、Hさんは薬物の依存なのか故意なのかは分からないのですが、痴漢被害を訴えることでたびたびグループ内の男性陣営および女性陣営からクレームを受けたことがある人物で、今回も痴漢行為を受けたということでグループ内の男性と口論になった挙句、警察を呼ぶ事態に発展したことです。
なお警察の出動についてはHさんは他の就労施設でも同様に問題を起こしており、警察の方もHさんが起こした問題について把握しているようでした。
その時の対応ですが、すでにHさんは警察を呼んでしまっているので痴漢の疑いがある人物に残っていただいたうえで、一つ一つHさんの痴漢被害を聞いていくことで問題の対処に諮りました。
この時Hさんの痴漢被害に関する言い分がおかしく、かつつじつまが合わないどころか痴漢行為を働いた人物がさらに複数いるという証言に変わったため、Hさんの証言は証拠がない上監視カメラの映像を確認しても問題ないように見えたため、嘘であると判断しました。

対応者の中での対応

今回のケースは、たびたび起こり得ると想定していた問題で監視カメラをあえて仕掛けることで起こり得る問題に対応できるようにしていたのです。
あえて反省点を上げれば、カメラの映像を出せばもっと早くにうその証言であることが分かり、疑いをかけられた施設利用者の方をもっと早期に開放することができたのですが、どの様なことをHさんが述べるかというデータも必要としていたため、データ取得のためにあえて監視カメラのことを公表せずに問題対応した点が反省点です。

今後同じ事例が起きた時の対処法

被害妄想をお持ちの方に対応するには監視カメラを仕掛ける、これしか対応するすべがない上、被害妄想を持っている方自体は証言を曲げないため、言ってしまえば利用をやめていただくという対応を取らざるを得ないです。
私の場合は、施設長と相談のうえでHさんに対する処遇として施設の利用を遠慮して頂くという形で落ち着きました。
というのも、複数痴漢行為を行う者がいるのに何故この施設に通う必要性が生まれるかという点が矛盾しており、その矛盾を指摘したうえで納得して頂いたのです。

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