障害者施設の事例

施設名: 自立訓練(機能訓練)

自立訓練(機能訓練)生活支援員精神障害2級うつ病

対応者

対応者

対応者 生活支援員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男性

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トラブルが起きた背景

利用者Hさんは以前まで一般企業でお勤めの方でした。
人間関係のトラブルと過労で鬱症状を発症し、双極性感情障害と診断されました。
ご自身が通っておられる心療内科の医師から作業所での就労支援を勧められ、サービス開始されました。
Hさんが作業所に通って1年程度。
作業所の備品である文具類やトイレットペーパー等がなくなるという報告がありました。
作業所主任と相談員である私と話し合い、作業所内の防犯カメラをチェックしたところHさんが盗んだことで間違いないと確認できました。
Hさん本人へ作業所主任がこの件を伝えましたが「やっていない。」「知らない。」とのこと。
防犯カメラの画像を見せたところ、事実を認めてこう言ったそうです。
「作業所の時給100円では生活が難しい。少しでも生活の足しにしようと考えた。」
Hさんは作業所を一時休むことになり、私と主任、本人とそのご家族を交えて心療内科へ同行受診を行うことに。
心療内科の医師から「辞めた方が良いのではないか。」と言われ。
本人も作業所へ通うことを辞めてデイケアに移られました。
現在、デイケアでは趣味を楽しまれているとのことです。

対応者の中での対応

これまで障害をお持ちの利用者の方から時給が安いことでの苦情を受けたことがありませんでした。
Hさんの場合は一般企業で勤めていた経験があったこともあり、作業の時給に衝撃を受けたのだと思います。
作業所へ通うことがHさんにとって苦痛だったことを、本人の立場で考えることができなかったことを反省しています。

今後同じ事例が起きた時の対処法

今後、現在作業所へ通われている方、新たに作業所へ通われる方により一層寄り添えるようにしたいです。
給料に関して、生活費に関して悩まれている方がいるかもしれない。
新たな課題と向き合う機会となりました。
金銭面や私生活の相談も含めて、幅広く障害者の方のフォローを行いたいと思います。

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