障害者施設の事例
施設名：
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就労継続支援B型作業（職業）指導員精神障害3級うつ病
対応者
対応者
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
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トラブルが起きた背景
2019年ごろの出来事です。
利用者Ｎさんですが、病名はうつ病、障害手帳は３級で生活保護で暮らしている方でした。
初対面当初から指導員を見下すような態度と、自分が最優先でなければならないという自己主張をされる方で、実際にはうつ病は二次障害のようで、高い確率で自己愛性パーソナリティ障害をお持ちの方でした。
私の事業所は基本的に自由席なのですが、Ｎさんにはお気に入りの席があり毎回その席で作業をされていました。
ある日Ｎさんが遅れてやってくると、その席にはほかの方がすでに着席されていました。その瞬間Ｎさんはその隣の席にドカっと座り、周りの皆さんが何事かと思うほど大きな音で荷物を床に置きました。私が「どうかされましたか？」と聞いても無視。ほかの指導員が聞いても無視。そのうちに作業をせず携帯ばかり見ていました。非常に雰囲気が悪くこのまま放っては置けない状況になりました。
すぐに同僚の相談役に確認しました。
明らかに席のことで不機嫌になってしまったので「お席のことでしたら相談室で話を聞きます」と声をかけ、その方を別の空間へ移動させました。
最初は「何も話すことなんてない」とつっぱねた様子だったそうですが、その後はせきを切ったように２時間クレームを続けました。
言いたいことは一つ、自分だけは固定席にしなさいということでした。
虐待報告に繋がらないよう、その際は周りの利用者さんになんとか理屈をつけて説明し、その方のお気に入りの席は空けてもらうことにして一度は解決しました。ただその後も次々にわがままなクレームが続き対応しきれなくなってしまい、その方も見切りをつけてやめていきました。
こういった方は少なくなく何度も事業所を変える傾向にあります。
対応者の中での対応
良かった点としては、対応できる範囲でＮさんの希望を聞いてあげたことです。
また他の利用者さんへの説明も理屈は通ったもの（トイレに近い席が必要な方がなかにいるのでという少々無理やりな理屈でしたが）だったのでその場は丸く収められたことです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今後も上で述べたように、できる範囲で他の利用者さんにとっても不自然ではないように対応するべきだと思います。
ただわがままが過ぎる際、そしてほかの利用者さんに悪影響をあたえてしまうと判断した場合は「うちでは対応しかねるので、他の」ときっぱりとお伝えし退所してもらうのが一番いいと思います。
職員の心身のストレスや、その方の周りに座っている利用者さんのことを優先的に考えることが最優先と感じています。
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