障害者施設の事例
施設名: 就労継続支援B型
仲の良い利用者と一緒に食事を摂れず泣き出してしまった事例
対応者
対応者 作業(職業)指導員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
作業所に通っている利用者が、仲の良い利用者と一緒に食事を摂れず泣き出してしまった。
お詫びし、自由に過ごしていただくと落ち着かれた。
細かな部分までのケアやフォローが必要。
トラブルが起きた背景
B型作業所に毎日来ている、長い年月頑張って通っている男性のことです。
普段はみんなのマスコットキャラクターのような感じで、だれからも好かれるいい子です。
毎月1回作業所では、その月に合った、例えば新年会やクリスマス会のような形で作業所が食事を提供し、来てくれている方々に楽しんでもらおうというイベントを催しています。
イベントの際、決まった仲のいい男の子と一緒にお昼ご飯を食べないと嫌だったようで、いつも一緒に食べる子と席も離れ、時間帯も少しずれてしまったためいきなり大声で泣きだし暴れてしまいました。
Yさんの気持ちを汲み取ることが出来ず、先に食べていたほうがいいと思ったこちら側の責任なので、理由を聞いて謝罪し、少し自由にしてもらっていたら落ち着きを戻してくれました。
対応者の中での対応
素直に謝罪したことが良かったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
普段のお昼ご飯を誰と食べているかまでは把握できていませんでしたし、食事時間はそこの場所にスタッフは配置していませんでした。
しかし、時々どんな様子なのかと確認し、細かな部分までのケアやフォローが必要なのだと改めて感じました。
作業所にはたくさんの方が通っていますが、いろいろな心の症状を持ち、優しくていい子も多いと思います。
本当にしんどくても無理してしまう子、自分の意見を言える子、いろいろな方が見えますし、私も担当作業場に来る人以外の人とはなかなか接する機会がないのが実際です。
そこに来る人たちとまずはしっかりコミュニケーションを取っていこうと思います。