障害者施設の事例
施設名: 通所介護(デイサービス)
若年性アルツハイマー病の利用者が暴れて対応に苦慮した事例
対応者
対応者 ヘルパー
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
若年性アルツハイマー病の利用者が、暴れて対応に苦慮した。
職員の負担が大きいこと、他利用者に危害を加える可能性があることから退所となった。
職員同士でどうしたら良いかを話し合うべきだった。
トラブルが起きた背景
以前私が小規模デイサービスで働いていた時、当時50歳位の女性で若年性アルツハイマー病の方がいました。
その方はかなり暴力的で「家に帰らせろ!」と暴れて、とにかく施設を脱走したがるので施設中の鍵を閉めてスタッフ1~2人が付きっ切りでした。
また、鍵がどこも開かないと椅子を持ち上げ窓ガラスを割ろうとするのでとても大変でした。
息子さんと旦那さんが毎日様子を見に来ては、あまりにも暴れるので定時まで待たずに連れて帰る…の毎日でしたが、うちの施設では見切れないとの施設長の判断で、わずか半月ほどで退所されました。
対応者の中での対応
ひたすら声掛けを行い、テーブル以外の物を全て撤去しました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
当時私はまだ若く働き始めて1年にもみたなかったので、上司の指示に従うだけでした。
その方は他の施設はどこも受け入れ拒否で、家でも見きれず旦那さんも息子さんも疲労困憊でようやく受け入れてくれた施設がうちだったそうです。
スタッフも疲労困憊で、他の利用者さんに危害を加える可能性もあったので、施設長の苦渋の決断での退所でした。
その後ずっと自宅で面倒みていると伺ってますが、もっとスタッフ同士どうしたら良いのか話し合うべきだったかなと今になり思います。