障害者施設の事例

施設名: 障害児入所施設

障害児入所施設生活支援員軽度知的障害統合失調症

対応者

対応者

対応者 生活支援員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

同年代の子とテレビのチャンネル争いで興奮状態になったSくん。隔離中職員がスタッフルームから離れた隙に屋外に出てしまい行方不明。職員に嫌われると思った、先に自分の話を聞いて欲しかった事を話していました。

興奮状態になってしまったSくんを、スタッフルームなどの他の部屋に移すという点で両者をすぐに引き離す事で大きな怪我に繋がらずに済んだことは良かったと思います。 また、Sくんがいなくなった際に他の担当しているスタッフの協力を仰ぎ、大人数での捜索を開始できた事が良かったと思います。大人数を動員する事で、(結果としては地域の方から連絡が入るという形ではあったものの)大事故などにつながらずに済んだ事が良かったと思います。

親と一緒に暮らせない事情があり、親と暮らせない子供達のため職員から嫌われる恐怖心を感じたり、試し行動が酷い場合があります。それらに振り回されることなく毅然とした態度で対応し、一方で非常にあなたを大事に思っているということは言動だけではなく行動でも示していく必要があると考えます。それは抱き締めるというような行動だけではなく、きちんと話に耳を傾ける、してはいけない事をしたら我が子に接するようにきちんと叱るということも非常に大事になってくると思います。

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トラブルが起きた背景

8年前ほどのある冬の日の夜頃、Sくんの同年代の子とテレビのチャンネル争いで喧嘩となり、Sくんが手をあげてしまい叩かれた子は泣いてしまいました。両者から話を聞こうとしたところ、泣いてしまった事でSくんが興奮状態になり、職員の言葉にも耳を貸せなくなる状態となってしまいました。Sくんは強くドアを叩いたり、無関係の他児にも手を上げそうになってしまったため、Sくんを職員のスタッフルームにクールダウンのため誘導しました。スタッフルームには当時職員が1名待機しており、Iさんは泣いた子の対応にあたる事としました。しかしスタッフルームに待機していた職員に急な呼び出しがあり、一時的(1分も満たない時間)にスタッフルームを離れたところ、Sくんはスタッフルームの出入り口から屋外に出てしまい、Sくんの行方がわからなくなってしまいました。就床前のためパジャマで薄着で屋外に出たため、慌てて他のスタッフも総出で捜索したところ、地域の方から連絡がありSくんは無事保護されました。体が冷え切っており本人も少し落ち着いている様子だったため、温かい飲み物を飲みながらじっくり話をしました。彼からは、喧嘩をした子が泣いてしまった事で自分が悪者になり職員に嫌われてしまうのではないかと思ったという事、泣いている子より先に自分の話を先に聞いて欲しかった事を話していました。本人の気持ちを聞きそれを持ってして両者の間を取り持つ事ができ、叩かれた子とSくんは仲直りできました。

対応者の中での対応

興奮状態になってしまったSくんをスタッフルームなどの他の部屋に移すという点で、両者をすぐに引き離す事で大きな怪我に繋がらずに済んだことは良かったと思います。
また、Sくんがいなくなった際に他の担当しているスタッフの協力を仰ぎ、大人数での捜索を開始できた事が良かったと思います。大人数を動員する事で(結果としては地域の方から連絡が入るという形ではあったものの)大事故などにつながらずに済んだ事が良かったと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

親と一緒に暮らせない事情があり、親と暮らせない子供達のため職員から嫌われる恐怖心を感じたり、試し行動が酷い場合があります。それらに振り回されることなく毅然とした態度で対応し、一方で非常にあなたを大事に思っているということは言動だけではなく行動でも示していく必要があると考えます。それは抱き締めるというような行動だけではなく、きちんと話に耳を傾ける、してはいけない事をしたら我が子に接するようにきちんと叱るということも非常に大事になってくると思います。

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