障害者施設の事例
施設名: 就労継続支援B型
同施設の利用者にストーカー行為を行っていた
対応者
対応者 生活支援員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
同施設の利用者にストーカー行為を行っていた
すぐに契約解除せず、別のカリキュラムで対応した
契約解除により、他の利用者が悲しむ場合があることを留意。最終的な判断は職員が行う
トラブルが起きた背景
Yさんは、同じ施設の50代前半の女性に対するストーカー行為を半年間に渡って行っていました。
以降、被害者の女性の利用者であるWさんと極力接触させないために、別カリキュラムでの利用を了承しなければ契約を解除するとYさんに通告しました。
具体的に、朝の会への参加を禁止し、施設への入館も午前の作業開始5分前に遅らせることにしました。
また、プログラムも午前中の参加のみとすることとし、昼休みの休憩所の利用も禁止して午前中のプログラムを終え次第帰宅するように厳命しました。
対応者の中での対応
問題を起こしたとはいえYさんは大切な仲間なので、安易に契約解除しなくてよかったと自分は思っています。
施設の職員の中では契約解除という意見が大半で、私が別カリキュラムという妥協案を提示しなければYさんは契約解除必至でした。
今後同じ事例が起きた時の対処法
同じ仲間である他の利用者が悲しむ場合があるので、問題を起こしてもなるべく施設に残留できるようにはしたいのですが、できれば利用者の意見も聞き、出席者を集めて利用者による意見の投票などを行いたいです。
その上で最終的な判断を下すのは職員、もっと言えば所長であると私はきっぱりと割り切っています。
Yさんに下した処遇の事例は、その時に下した処遇としては理想に近いのではないかと私はそのような評価を禁じ得ません。