障害者施設の事例

施設名: 児童発達支援センター

児童発達支援センター児童指導員統合失調症

対応者

対応者

対応者 児童指導員

対応者 女性

お相手

対応者

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

療育中に親子登園の場で母親が子供の頬を叩いき両者泣いていた為、それぞれから話を聞いた。

どちらが悪いと判断はせずに、お互いの話しを聞く環境を作ったことがとても良い対応だったかと思います。また、すぐに上に報告したこともスムーズな対応につながったかと思います。

療育の世界では「虐待ケース」につながりやすい事例が多いです。療育中に起これば、まだ対処のしようがあります。まずは叩いた親が悪い、騒いだ子供が悪いではなく、一度双方をクールダウンさせるべくその場から離して、それぞれの話を聞く必要があります。人は聞いてもらうだけでも落ち着くことができます。話ができるなら子供も同様です。療育の世界では心のケアも大切になります。同じように子供を叩くケースが発生した際には、話を聞く場を設けることが大切です。また、こういったケースの場合、家ではさらに暴力が頻繁に行われるケースもあります。一度こういうことがあった際には必ず児童発達管理責任者に伝えて、できれば日常の療育の中で母親の言動、子供の母親との愛着関係、体に見られる明らかな痣などに注意してみてください。そして、疑わしい時には本人に言うのではなく、児童相談所や市役所など虐待ケースとして報告をしてください。焦らず関係機関を巻き込んだ対応が大切になります。

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トラブルが起きた背景

療育中のことです。親子登園の場所だったので、常に親御さんはお子さんを見ている形でした。そのご家庭の家は東日本大震災の原発の避難区域の方で、祖父母の自宅に避難していた家族でした。それでいてお子様はとても行動面、情緒面が激しく、大変な子で、お母様は精神疾患を持っていました。ある日、お母様と本人だけが部屋にいた時でした。バチンと何かを叩く音が聞こえ、子供の叫び声が聞こえました。中に入ると子供は頬を押さえて大泣き、お母様は泣きながら自分の手を握っていました。すぐに、叩いたんだ、とわかりました。すぐに歴の長い先輩に報告、先輩はお母様と子供を話し、さらに児童管理管理責任者も呼び、お母様は管理者が、子供は先輩がみる形でそれぞれの話を聞くことになりました。その後、両方とも落ち着きを取り戻し、いつも通り療育を受け帰っていきました。帰り際、お母様は「話すことができてよかった、逃げ場がないから」と言っており、次回からは叩くこともなく、すごすことができました。

対応者の中での対応

どちらが悪い、と判断はせずに、お互いの話しを聞く環境を作ったことがとても良い対応だったかと思います。また、すぐに上の報告したこともスムーズな対応につながったかと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

療育の世界では、「虐待ケース」につながりやすい事例が多いです。療育中に起これば、まだ対処のしようがあります。まずは叩いた親が悪い、騒いだ子供が悪い、ではなく、一度双方をクールダウンさせるべくその場から話して、それぞれの話を聞く必要があります。人は聞いてもらうだけでも落ち着くことができます。話ができるなら子供も同様です。療育の世界では、心のケアも大切になります。同じように、子供を叩くケースが発生した際には、話を聞く場を設けることが大切です。また、こういったケースの場合、家ではさらに暴力が頻繁に行われるケースもあります。一度こういうことがあった際には、必ず児童発達管理責任者に伝えて、できれば、日常の療育の中で、母親の言動、子供の母親との愛着関係、体に見られる明らかな痣、などに注意してみてください。そして、疑わしい時には、本人にいうのではなく、児童相談所や市役所など、虐待ケースとして報告をしてください。焦らず、関係機関を巻き込んだ対応が大切になります。

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