障害者施設の事例
施設名: 就労継続支援B型
PTSDの方の感情コントロールが難しい事例
対応者
対応者 作業(職業)指導員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
PTSDの方の感情コントロールが難しい
作業所での対応が難しいことを両親に伝え、別の施設に移ってもらった
職員間での話し合いを優先的に行った。家族の意見も聞き、利用者の攻撃性も伝えられたら良かった
トラブルが起きた背景
Uさんは感情のコントロールが難しい方で、私が働いているB型作業所の業務をこなせないという問題がありました。
なんでも周りから笑われているという強迫観念が強く、楽しく他の作業者が作業している様子が自分を笑っているように見えるとのことでトラブルに発展していたのです。
なおUさんの場合、当方の作業所では対応が難しいという判断を指導職員同士で決断し、そのことについて両親に話をして当方と協力関係にある別の作業所に移ってもらうことになりました。
対応者の中での対応
今回は、当方での対応が難しいという判断を下す理由を話し合えた点が良かった点で、その理由も明白でご両親を説得させるものでした。
一方で悪い点としては、相手の方の家族の言い分について聞き入れることができなかった点です。
また彼女自体の攻撃性のようなものが他の作業者の方を傷付けるということについても、オブラートに包まず相手の両親の方に言うべきでした。
そうしないと次の作業場でも両親が納得できる答えがない可能性が出てくるからです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今回のケースは暴力性があるが故、急遽職員全員が真剣に考える必要がある問題として扱い、解決策については他の施設で対応してもらうということが結果として良い結果になったと言えます。
特に暴力を振るうというタイプの作業者の方は職員にも危害が及びます。
そうしたことに慣れた職員が常時待機していて対応に当たるなどを得意としている事業者でないと対応できないと思います。
また職員の方の中にはアルバイトという立場の方も多いため、場合によっては職員が減ることになり得る可能性のある問題です。
対処できないと判断した場合、皆で相談し別の施設に移ってもらうことを相手の家族に了承してもらうのが良いです。