障害者施設の事例
施設名: 地域活動支援センター
依存症の方が他者を依存症があるように振る舞った事例
対応者
対応者 相談支援専門員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
依存症の方が他者を依存症があるように振る舞った
講演者のサポートにより、トラブルは回避。問題を起こした利用者は、施設を去った
自分たちで解決する努力をする
トラブルが起きた背景
Aさんは依存症による問題で身体に障害が残った施設利用者の方です。
当施設内で別の支援センターから依存症をお持ちの講演者の方に来ていただいて依存症による自身の体験談を語るというプログラムをいました。
その際、他者の当施設利用者との間でトラブルを起こしてしまいました。
この問題はAさん自体も依存症であるがそれを認めず、その他の当施設を利用する人物に対しまるで依存症のある人物のように振る舞ったことで問題が生じました。
Aさんの自己認識力によって引き起こされた問題になり、結果としてAさんは当施設の規約により、当施設を去ることになりました。
対応者の中での対応
今回のケースの対応において良かった点は、依存症の問題について語る講演者の方がこうした認識の違いによるトラブルについて経験がある人物であったため、講演者の方がその場を丸く収めてくれた点です。
一方、悪かった点は、当施設のスタッフが対応をしたのではなく外部から招いた人物がその場を収めたことです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
地域活動支援センターについては地域依存症支援センターという事業者と協力関係にありますが、協力関係があったおかげで今回の問題は地域依存症支援センターの方に対処してもらえたというものです。
ですが、本来はこうした問題においては、他の支援センターのスタッフではなく自分たちで問題を解決するのが望ましいです。
協力関係にある施設であっても自分たちで問題を解決するということを行わないと協力関係が崩れる恐れがあります。