障害者施設の事例
施設名: 障害児入所施設
入退院を繰り返し愛着障害になった子供事例
対応者
対応者 看護師
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
入退院を繰り返し愛着障害になった子供
投薬で落ち着いた
感情移入してしまわないよう気をつける必要がある
トラブルが起きた背景
Aさんは発達障害の子供で、私が勤めていた病院に入院してきました。
何度も入退院を繰り返している子でした。
衝動的になってしまうことが多い子で、親が持て余して入院することになりました。
もう何度目かの入院か分からなくなった頃、Aさんに愛着障害の行動が見られ始めました。
自分を見てほしいからわがままを言う、なんてかわいいものではなかったです。
あちこちに嘘をついて色んな人の人間関係を破壊するようになりました。
そこで、孤立してしまった人に依存するようなやり方がAさんの得意技でした。
Aさんに感情移入した看護師も孤立させられ振り回されました。
結局、投薬で落ち着きました。
母親からの愛情不足が原因だろうと結論が出たのですが、肝心の母親はお見舞いにも来てくれませんでした。
対応者の中での対応
投薬ができたのは良かったです。
対症療法でしかありませんがその場では落ち着くので。
ただ、どうにかして母親と会わせてあげたかったです。
私の権限ではそこまでできませんでした。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今回は閉鎖病棟で起きた出来事でした。
閉鎖病棟に入る青少年は年々増加傾向にあります。
友達ではなく患者ですので、感情移入してしまわないよう特に気を付けてあげて下さい。
弟妹くらいの歳だったり親くらいの歳だったり、色んな患者さんがいます。
愛着障害の子は感情移入すること前提で我々スタッフとコミュニケーションを取りに来ます。
あくまで患者、病名があることを忘れずにいて下さい。