障害者施設の事例
施設名: 宿泊型自立訓練
利用者同士のイジメで夜中買い出しに行かされる事例
対応者
対応者 ボランティアその他
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
利用者同士のイジメで夜中買い出しに行かされるトラブル
利用者それぞれに話を聞き、事実を確認した後に和解に導いた
健常者、障害者だからという偏見を持たず、公平な視野を持つことが重要
トラブルが起きた背景
私が障害施設で研修を受けていた時の話です。
はじめての研修でワクワクしていたのですが、先輩と初めての夜勤の日に事件が起きてしまいました。
午前2時頃だったと思います。
この施設は警備員が見回りをしていた事もあり、普段は何の変哲もない報告の連絡が入る程度だったそうです。
しかしこの日はとても慌てた様子で連絡が入りました。
内容は、1人の利用者が両手に買い物袋を持って泣いているという話でした。
この施設は消灯以降は外出はもちろんの事、こんな時間に買い物袋を持って立っている事など考えられないのです。
私は職員の方と一緒にその方の所に行きました。
その利用者の話によると、利用者同士でいじめのような状況があり、その利用者は無理やり夜中に買い出しに行かされたそうでした。
対応者の中での対応
一旦その利用者を職員室に連れて行き、今回の件と今までの経緯について話を聞きました。
その翌日、問題の利用者数名を呼び出し、質問を重ねて事実関係を洗い出しました。
厳重注意をし双方での和解に至りました。
良かった点は、初めから当事者同士を呼ぶのではなく、それぞれで話を聞いて解決に導くことが出来たことです。
改善点は、私自身の話になりますが、障害施設でいじめというものがあるとは想像もしていなかったことです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
健常者だから障害者だからという概念を持たずに、当たり前のことをきちんと判断出来るような視野を持ち続けていかなくてはならないと思います。
この出来事は私にとって嫌な出来事ではなく、とても大事な出来事でした。