障害者施設の事例

施設名: その他

感覚過敏の方が多動を持つ方と同室で苦痛を感じた事例

対応者

対応者

対応者 事務職員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

感覚過敏の方が多動を持つ方と同室で苦痛を感じた。

個室(療育室)が満室であることの多い出入りの激しい小さな事業所の中で、両者がストレスを最小限にして過ごせる環境を模索したこと。 状況は逐次、療育担当職員と共有し、自分の手に負えないことは事業所内で相談して話し合ったこと。 Bさんには「周りに迷惑をかけている」という空気を出さず、「こっちの部屋を使っていいよ」等の言い方で本人が特性に対して負い目を感じないような形で誘導できたこと。

反省点として、片方の保護者に負担を強いる形で解決としてしまったことがあります。たまたまBさんの場合は片付けも療育課題として認識されており、保護者も理解を示してくださいました。 他にはAさん親子に対し時間ぴったりを狙って来所いただくお願いや、時間や空間に余裕があればAさんの療育室を早めに空けておく工夫もできるかと思います。 利用者はどなたも特性のあるお子さんなので、どちらかのみを優先させることにならないようにすることが大切だと考えています。 また保護者対応の際には専門分野にかかる説明や対応は療育担当に任せるなど、事務職員としてフォローできる範囲に留意することが大切かと考えています。

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トラブルが起きた背景

感覚過敏のあるAさんは、多動症を持つ児童Bさんと同じ時間帯に事業所を利用していました。
Aさんは、待ち時間いっぱい使って物を触っては動きまわるBさんと同じ空間で待つことが苦痛な様子でした。
Aさんの悩みの他に、Bさん自身が片付ける範囲を減らすためにも、Bさんの待ち合い用に個室を1つ空けて誘導するようにしましたが頻繁に出てきてしまいました。
事務所内で協議した結果Aさんのことは伏せて、療育までに散らかしてしまい療育時間に支障をきたす点をBさんの保護者に説明し、時間まで車内で待機していただくことにしました。
AさんはBさんと顔を合わせる機会がほぼなくなり、自分のペースで通所できるようになりました。

対応者の中での対応

個室(療育室)が満室であることの多い出入りの激しい小さな事業所の中で、両者がストレスを最小限にして過ごせる環境を模索したこと。
状況は逐次療育担当職員と共有し、自分の手に負えないことは事業所内で相談して話し合ったこと。
Bさんには「周りに迷惑をかけている」という空気を出さず「こっちの部屋を使っていいよ」等の言い方で、本人が特性に対して負い目を感じないような形で誘導できたこと。

今後同じ事例が起きた時の対処法

反省点として、片方の保護者に負担を強いる形で解決としてしまったことがあります。たまたまBさんの場合は片付けも療育課題として認識されており、保護者も理解を示してくださいました。
他には、Aさん親子に対し時間ぴったりを狙って来所いただくお願いや、時間や空間に余裕があればAさんの療育室を早めに空けておく工夫もできるかと思います。
利用者はどなたも特性のあるお子さんなので、どちらかのみを優先させることにならないようにすることが大切だと考えています。
また保護者対応の際には、専門分野にかかる説明や対応は療育担当に任せるなど、事務職員としてフォローできる範囲に留意することが大切かと考えています。

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