障害者施設の事例
施設名: 共同生活援助(グループホーム)
支援者が双極性障害の方との距離を適切に保てない事例
対応者
対応者 精神保健福祉士
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
支援者が双極性障害の方との距離を適切に保てなかった
利用者への過度な期待から本人を追い込み、精神科病院に再入院となった
利用者の状態を受け入れること。適度な距離感を保ち、必要な支援を行う
トラブルが起きた背景
以前勤務していたグループホームに長期の引きこもりの後、精神科病院への入院をへて入居に至った22歳、男性Tさんという方とのトラブルです。
入居時には精神症状はそれほど激しくなく、本人が割と様々なことに意欲的なこともあって、私を含む支援者側が本人の回復や今後のことに過度な期待を持っていました。
就労支援B型や夜間高校に通っていただくなど一時期は本人にとっても支援者である私にとってもすこぶる順調な経過であったと思います。
しかし、高校での学習の遅れなどから次第に精神症状がぶり返すようになってしまったのですが、私を含め周囲の過度な期待から本人に「頑張ってもらう」という関わりをとってしまいました。
本人は精神科病院に再入院することになってしまいました。
対応者の中での対応
利用者さんに対する期待を支援者はどうしても持ってしまうものだと思います。
順調に過ごされる方を是とし、トラブルや経過がよくない方を非とするスキーマがどうしてもつきまとってしまいます。
本人の状態やあるがままの状態を支援者として受け入れ、過度な期待で本人の回復を妨げてしまったと反省しています。
今後同じ事例が起きた時の対処法
利用者さんとの関わりは仕事の醍醐味でもあり、難しいところでもあると思います。
また利用者さんとの距離感はさらに悩ましいです。
いかに適切に距離をとって巻き込まれに注意するのかはなかなか経験が必要なことかと思います。
今回の話ではない別のサービスの事業では、未だに利用者さんをあだ名で呼んで支援者がまるで利用者をからかうようにして笑いをとっているなど嫌な場面にも遭遇しました。
その支援者たちは「家族みたいに仲良くしてるからいい」「本人がそう呼ばれるのを望んでいる」などと話しトラブルがあれば、利用者さんがいいの悪いの裁判官気取りです。
とても福祉事業所とは呼べないのではと悩んでしまったこともあります。
本当の意味で「支援」とはどういうことなのか各現場で考える必要があると思います。