障害者施設の事例
施設名: 放課後等デイサービス
発達障害の方が不登校の末、親との不仲トラブル事例
対応者
対応者 ボランティアその他
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
発達障害の方が不登校の末、親との不仲によるトラブル。
Rさんの変化に敏感でいられたこと、信頼関係を築けたことで居場所がなくなったと感じたRさんが通い続けたい場所でいられたこと、Rさんの感情を言葉にするSSTができたこと、Rさんの希望に対してじっくり向き合うことができたこと、最後は両親もRさんも納得した結果になったこと。
私の働いていた放課後等デイサービスは個別指導の教室のような場所でした。担当がつくことで信頼関係を築きやすいですが、様々な職員と関わる面ではどうしても偏りが出てしまう場であったと思います。個別指導が合う子、集団支援が合う子がいるので、どちらが良いとも限りません。働く職員がどちらを楽しいと感じるか、やりがいを感じられるかで選んでよいと思いました。また、個別指導はどうしても利用者の子供と保護者の板挟みになることが多いように思います。毎回フィードバックで保護者と10分の情報交換があったので、子供の気持ちとのズレがある保護者との話は、どちらを優先するかがとても難しいと感じていました。経験を重ねていく中で、自分の価値観が生まれてくると悩むことも減るかもしれませんが、職員同士の情報共有は本当に大切にするといいと思います。職員だけでなく学校の先生、その他の関係機関の方々との連携も大事になってくると思います。
トラブルが起きた背景
Rさんは小中高一貫の私立の小学校に通う小学6年生で、父親はRさんの通う学校の教員です。成長に伴い、女の子同士の会話や輪に入ることに違和感を感じ始めたRさんは、放課後等デイサービスの担当職員に不満や愚痴を漏らすことが多くなりました。ストレートに発言するRさんは友人とのトラブルが増え、ネットゲームの中でもトラブルが起きるようになりました。だんだんと顔つきも変わり、言葉遣いも荒々しくなってきた頃には学校に行く日が少なくなり、6年生の中間からはついに学校に行かなくなりました。Rさんのことが心配ですべて把握したい母親と、学校に行かせたい父親の間に挟まれ家での居心地も悪く感じたRさんは、両親へも心を閉ざすようになり居場所を探すようになりますますネットゲームにのめり込みました。このままではいけないと思い、放課後等デイサービスでは年齢の近い利用者と集団で支援することを心掛けました。その中で、1つ学年が上の公立中学校に通う女子生徒と関わるうちに、私立のしかも親のいる学校しか知らなかったRさんの視野が広がったようです。気持ちの整理、言葉選び、今後の話をしながら両親への自分の気持ちを伝える練習をし、Rさん自ら中学からは公立の中学校に行きたいことを伝え家族で数ヶ月話し合った末、公立中学校へ行くことが決まりました。
対応者の中での対応
Rさんの変化に敏感でいられたこと、信頼関係を築けたことで居場所がなくなったと感じたRさんが通い続けたい場所でいられたこと、Rさんの感情を言葉にするSSTができたこと、Rさんの希望に対してじっくり向き合うことができたこと、最後は両親もRさんも納得した結果になったこと。
今後同じ事例が起きた時の対処法
私の働いていた放課後等デイサービスは個別指導の教室のような場所でした。担当がつくことで信頼関係を築きやすいですが、様々な職員と関わる面ではどうしても偏りが出てしまう場であったと思います。個別指導が合う子、集団支援が合う子がいるので、どちらが良いとも限りません。働く職員がどちらを楽しいと感じるか、やりがいを感じられるかで選んでよいと思いました。また、個別指導はどうしても利用者の子供と保護者の板挟みになることが多いように思います。毎回フィードバックで保護者と10分の情報交換があったので、子供の気持ちとのズレがある保護者との話は、どちらを優先するかがとても難しいと感じていました。経験を重ねていく中で、自分の価値観が生まれてくると悩むことも減るかもしれませんが、職員同士の情報共有は本当に大切にするといいと思います。職員だけでなく学校の先生、その他の関係機関の方々との連携も大事になってくると思います。