障害者施設の事例
施設名: 重度障害者等包括支援
自閉症の方が不調時に他害行為をする事例
対応者
対応者 生活支援員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
自閉症の方が不調時に他害行為をする
謝罪を要求したが、続けて他害に走られてしまった
場所移動の提案をし、そもそも他害に走らせないような環境に身を置かせる
トラブルが起きた背景
午後の活動終了後、廊下の端っこにあるソファ近くで、自閉症と重度の知的障害を持ったAさんが不調になりました。
Aさんは不調になると頭を掻きむしる行為が見られ、飛び出しや他害に走ることがあります。
ソファでは自閉症と重度の知的障害を持った女性の利用者であるYさんが寝ていました。
私はすぐにAさんとYさんの間に入り、Aさんが他害に走らないように見守りをしていました。
しかしAさんはYさんを数回手でたたく他害がありました。
1回他害があった時に私はAさんに「ごめんなさいして下さい」と言いましたが、その後も不調は治らず続けざまにYさんの他害に走ってしまいました。
対応者の中での対応
謝罪を要求した後に隙を見られて他害に走らせてしまったのは悪かったなと思いました。
また、環境を変えて、そもそも他害に走らせてしまうような環境に身を置かせるべきではなかったなと思いました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
他害に走りそうな利用者さんを見た時はすぐさま間に入って、なるべく刺激を与えないように見守りをする必要があると思います。
そして被害に遭いそうな利用者さんを体全体を使って自分自身が壁のようになり守ります。
また少し状況が落ち着いたタイミングで場所移動の提案をし、そもそも他害に走らせないような環境に身を置かせるようにします。
自閉症の方々は見通しが立たなかったり、声掛けをやりすぎてしまうと不調になってしまう傾向が強いです。
なので、利用者さんが不調になった時は不必要な声掛けはなるべくしないことが重要だと思います。