障害者施設の事例
施設名: 就労継続支援B型
行動障害の方が間違いを指摘したスタッフを殴った事例
対応者
対応者 作業(職業)指導員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
行動障害の方が間違いを指摘したスタッフを殴った。
他スタッフが止めに入った。殴られたスタッフは治療が必要になった。
保護者からの情報を鵜呑みにせず、起こり得ることを想定して備えておくことが重要。
トラブルが起きた背景
Aさんは交通事故により多くの感覚が過敏に反応してしまう症状を持った方で、施設利用時に他の作業支援スタッフとの間でトラブルを起こしてしまいました。
Aさんの作業に間違いがあり、当施設の支援スタッフが指摘したところAさんが無言で一方的に殴りかかり、私が止めに入る事態となりました。
なお、支援スタッフは強い力で殴られたため顔に内出血が起こり、痣の治療が必要となりました。
対応者の中での対応
Aさんについて、事前の保護者からの情報では暴力行為はないと聞いていましたが、今回このような結果となってしまいました。
保護者の方の意見を尊重した結果が招いた問題だと思います。
今回のケースでは、感情の起伏などを考慮すべきでした。突発的な問題に対し、備えが足りていなかった点は反省点です。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今回のように、保護者から事前に情報を受けていても、実は違っていたということはあります。
暴力については保護者も把握しているか不明であり、このケースでは、起こる可能性があることを想定しておくことが重要でした。
私たちが良い結果を導くには、保護者の方の情報が100%正しいと思わず、起こり得ることを想定し、対処方法を決めておくことが大切だと思います。
支援するスタッフは、問題を起こす可能性がある相手を観察し、状況を把握することが重要だと感じました。