障害者施設の事例
施設名: 訪問介護事業所
認知症の方がスタッフがお金を盗ったと疑う事例
対応者
対応者 介護福祉士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
認知症の方がスタッフがお金を盗ったと疑った。
勤務先と相談して、訪問介護先を変更してもらった。
特定の利用者に対しては同時複数対応することで、誤解の発生を減らせる場合もある。
トラブルが起きた背景
私が訪問看護で週に3回訪問しているMOさんは要介護2級の70代の女性でした。
訪問したら私は洗濯、掃除そして食事の世話をして2時間程度で業務するのが一つの決まった形になっていました。
MOさんは椅子に座っていることが多く外出には車椅子で移動していました。
介護を提供する私と介護を受ける利用者のMOさんとは、それなりに良い距離を保ちながら1年近く時間が流れていきました。
MOさんの認知がその間も進み、高齢者でよく発生する「あれがない、これがない、◯◯さんしか家に入ってないからあの人が盗った」の騒ぎが出てきました。
都度、室内を探すことで解決してきましたが、現金が無くなったということを口にするようになり対応に困ってしまいました。
探しても現金は出てこないし、勤務する会社と相談して訪問介護先を私は変えてもらうことでMOさんのところには別の人が派遣されることになり、とりあえずの対応を完了させました。
対応者の中での対応
訪問介護先を変えてもらうことで私はMOさん宅には行かなくなり、MOさんのところには別の人が派遣されることになりました。
とりあえずの対応を完了させましたが、今後同じようなことはMOさんの認知が進むと発生するかもしれないので都度対応するしかないという感じはしています。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今回の現金窃盗疑惑は自宅訪問ならではの事柄で、老健施設とか病院では現金類の持ち込みが不可なので同種の窃盗疑惑は発生しますが、現金そのものの窃盗疑惑は発生することはありません。
ただ利用者さんの認知というのは原則、悪化するばかりなので非力な対応しか出来ないこともありますし、あるいは面倒だけれども特定の利用者に対しては同時複数対応ということも誤解が発生するのをある程度、減らすことができる場合もあります。