障害者施設の事例

施設名: 就労継続支援B型

軽度知的障害の方が他の利用者を威嚇する事例

対応者

対応者

対応者 作業(職業)指導員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

軽度知的障害の方が他の利用者を威嚇する

舌打ちや暴言を指導し、仮眠を取るよう助言

都度指導するほか、多面的にサポートして集中しやすい環境作りを行う

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トラブルが起きた背景

利用者のSさん、軽度知的障害があります。

簡単な漢字の書き取りや計算は可能です。

時間の管理が難しく、自宅では夜中までゲームやテレビに没頭しています。

B型作業所で受託品の加工をしている際、寝不足のためよく居眠りをします。

また、他の利用者が世間話などのコミュニケーションを図っていると舌打ちし「うるせえ」「消えろ」と暴言を吐きます。

やや小さめの声量で独り言のような感じです。

それを見聞きした他の利用者は不快な気分になり、泣き出す方もいます。

Sさん本人に注意をすると「舌打ちはしていない、暴言も言っていない」と否定。

通所先では友達もなく孤立しています。

対応者の中での対応

毎日のように舌打ちや暴言が見られるため、その都度本人を別室に呼び出して指導をしました。

その際、Sさんの行動が周りにどのような影響があるのか、周りの方がどのような気持ちになるかを含めながら指導しました。

また、寝不足による気分の波もあるのか尋ね、眠気が強い場合は休憩をはさみ仮眠を取るように助言しました。

良かった点は、その都度の対応を心掛けたため、本人もどの行動で指導されているのかが分かったのではないかと思います。

また、他の利用者にとっても作業しやすい環境作りとして職員が介入してくれる事が周知できたかと思います。

ただ、Sさんに指導した際、舌打ちをしたしない、暴言を吐いた吐かないという水掛け論になってしまったことが反省点です。

感情的に指導せず、客観的な対応を心掛けたいです。

今後同じ事例が起きた時の対処法

その都度指導を行うことが必要です。

必要であれば本人、サビ管、保護者、相談支援専門員による聞き取りなどを行い、作業所以外の関係者にも周知する事で多面的に本人に助言していくのがいいと思います。

本人がなぜ暴言を吐くのかその理由や背景も検証し、本人が作業に集中しやすい環境作りを心掛けたいと思います。

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