障害者施設の事例

施設名: 共同生活援助(グループホーム)

適応障害の方が他者の言動を気にした事例

対応者

対応者

対応者 精神保健福祉士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

適応障害の方が他者の言動を気にした。

互いの言い分をどちらも聞くことは良かったが、言い分の中でしか判断ができず公平に物事を見ないといけないためなかなかスッキリと解決は難しかった。私1人で介入し周りにあまり相談せずに経過を見ていたので、周りの職員と情報共有できていないのが悪かった。

共同生活援助は世話人や管理者がずっと在中している環境ではなく、利用者ができるだけ気軽な自由な環境で生活できるようにしているため全ての目が行き届かずに、当事者に話を聞きながら解決したり当事者自身の関係性や能力を考えながら配慮したりしていく必要があります。そのため1人で解決を抱えず他の職員と情報共有しながら多面的に気付ける機会を増やしたり、他の職員も当事者と関係性を築けていることで、私自身には言ってもらえなかった話を聞ける機会も作れたかもしれないため、職員同士連携をしっかりしたり日々利用者との関係作りをしっかりしていくと解決に導きやすくなるかと思います。

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トラブルが起きた背景

Mさんは若い時から母との間で上手く愛着形成を築けずにきた方で適応障害を抱えています。同居者が自分の悪口を言っていると思い込んだり自分の部屋から物を盗んだと疑う訴えがあったため、無くなった物を確認し一緒に探すと物自体はありました。悪口については同居者も同席してもらい、本人の訴えについてどんな経緯があったかを確認しました。同居者も自分の立場があるため、悪口を言ったつもりはないとの話でお互いに言い合いになり、なかなか解決せずしばらく距離を取るよう助言をしました。しかし本人は言動が細かいところで気になったり、自分の思うような返答や環境がなかったりすると相手に暴言が出たり自身でリストカットや大量服薬をしてしまう傾向にあり、話し合い後も納得できなかったのか部屋で手首に軽くリストカットをして同居者を慌てさせていました。再度、お互いに落ち着いてきた状況のタイミングで一緒に暮らす中では、感謝や配慮のある言葉をかけあう必要があること、困った際は時間内の中ですぐに世話人に連絡し事情を説明することを伝え、互いに納得してもらいトラブルは起きづらくなっていきました。

対応者の中での対応

互いの言い分をどちらも聞くことは良かったが、言い分の中でしか判断ができず公平に物事を見ないといけないためなかなかスッキリと解決は難しかった。私1人で介入し周りにあまり相談せずに経過を見ていたので、周りの職員と情報共有できていないのが悪かった。

今後同じ事例が起きた時の対処法

共同生活援助は世話人や管理者がずっと在中している環境ではなく、利用者ができるだけ気軽な自由な環境で生活できるようにしているため全ての目が行き届かずに、当事者に話を聞きながら解決したり当事者自身の関係性や能力を考えながら配慮したりしていく必要があります。そのため1人で解決を抱えず他の職員と情報共有しながら多面的に気付ける機会を増やしたり、他の職員も当事者と関係性を築けていることで、私自身には言ってもらえなかった話を聞ける機会も作れたかもしれないため、職員同士連携をしっかりしたり日々利用者との関係作りをしっかりしていくと解決に導きやすくなるかと思います。

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