障害者施設の事例
施設名: 病院
高次脳機能障害の方が職員に好意を抱いた事例
対応者
対応者 ボランティアその他
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
高次脳機能障害の方が職員に好意を抱いた
はっきり断ったことで、利用者の怒りを買った。担当を外れることに
利用者に好意を持たれ、アプローチがあれば、上司など第三者に入ってもらう。同性の担当者が対応するのも対策の一つ
トラブルが起きた背景
Tさんは脳出血後の片麻痺のほか言語障害や高次脳機能障害を抱えていました。
比較的若くて車椅子を使えば自力で移動でき、少し聞きづらさはあるものの職員と冗談を言ったりできる方でした。
私はその方の言語リハビリを担当していたのですが、個室で2人で色々な話を聞くうちにTさんから好意を持たれるようになりました。
やんわりとお断りしていたのですが、好きですとの手紙などのアプローチが止まらないため一度はっきりとお断りしました。
すると、高次脳機能障害もあったTさんは怒り大声で怒鳴りました。
すぐに別の職員が来て、Tさんはなだめられ、私は担当を外れることになりました。
対応者の中での対応
初めから、はっきりとお断りしていれば良かったのかなと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
言語リハビリでは個室で2人きりになるような場面が多いため、職種上このようなことは起こりうるのかなと思います。
正直好意を持たれないようにする方法はわからないのですが、何回かアプローチがあった時点で上司などの第三者に入ってもらい、事態を収拾する方向に持っていくのがよいのではと思いました。
比較的歳の若い高次脳機能障害のある方に関しては、可能であれば同性のセラピストが担当に付くというのも対策の一つなのかなと思います。