障害者施設の事例
施設名: 重度障害者等包括支援
高次脳機能障害の方が訪問者に対し怯えた事例
対応者
対応者 ヘルパー
対応者 女の子
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
高次脳機能障害の方が訪問者に対し怯えた。
体調を崩してしまった。
訪問者には、事前に様々な障害を抱えている方の生活の場であることなど、改めて周知することが重要。
トラブルが起きた背景
12歳の女の子であるMさんは幼い時の水難事故により高次脳機能障害、知的障害、麻痺などの障害を持っています。
ただ元々は元気なお子さんだったということもあり、車椅子を利用しているもののぱっと見た感じには健常者とあまり区別がつきません。
とある日センターを利用したいという希望されている方が何人か見学に来られ、Mさんを見て笑顔で挨拶をしたり話しかけてくれたりしたのですが、Mさんは笑顔を作ることができず、怯えてしまい体調を崩してしまうといったトラブルになりました。
対応者の中での対応
良かった点は、大きな騒ぎにはならなかったことですが、訪れる方に障害を持っている人の知識があるとは限らないので対応しきれなかった部分があると思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
訪れる方はもちろんですが、誰もが障害についてしっかりとした知識を持っているわけではありません。
また、よく相手を知らない場合は見た目で判断してしまう部分があります。
訪れる方の中には良かれと思って話しかけたり手伝ってあげようとする方もいると思いますが、基本的には事前に様々な障害を抱えている方の生活の場であるということなど、改めて注意事項が書かれた掲示物を貼ってみてもいいかもしれません。
また訪問の予定がある日はスタッフが入所者への気配りをしたり、フォローすることが必要だと思います。