障害者施設の事例
施設名: 放課後等デイサービス
スタッフがADHDの方への接し方を誤った事例
対応者
対応者 ボランティアその他
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
スタッフがADHDの方への接し方を誤った
距離感を掴む前に勉強を無理強いするのが悪かった。新人スタッフでやる気に満ちていて良かれと思ってやったのですが軽率でした。
少なくとも1週間は生徒の様子を見る。その後、声を掛け反応を見ながら徐々に関係性を築いていく。自分で判断せず周りにアドバイスを求める
トラブルが起きた背景
当施設では障害のあるお子さんを小学校の授業終了後、17時までの預かりをしております。
下記のトラブルは、私が新人として赴任してすぐ起きたトラブルです。
学校では授業についていけない子も多いので、そういった子の宿題を手伝うことも多いです。
今回トラブルになったmさんも、そういうお子さんの一人で足し算引き算の課題が出来ずに頭を抱えていました。
まずはmさん自身の力で課題を解けそうか見ていましたが、解けずに途中で集中力を切らしてしまって席を立ったので良かれと思って席に座らせて「課題を一緒に解こう」と声を掛けました。
するとmさんは走ってトイレに駆け込み泣いてしまいました。
対応者の中での対応
距離感を掴む前に勉強を無理強いする様な行動を取ったのが悪かったと思います。
新人でやる気に満ちていて良かれと思ってやったのですが軽率でした。
今後同じ事例が起きた時の対処法
自分が新人として赴任した場合、もしくは生徒さんが施設を利用して期間が間もない場合、少なくとも1週間は様子を見るところから始めるのが良いと思います。
まずは生徒の自主性に任せて行動パターンを把握する、その後また1週間かけて少しずつ声を掛けて仲良くなる。
また翌週でちょっとした頼み事をしてみてどう反応するかを確認。
その様にして関係性を築いた上で、生徒の苦手とする勉強や他の生徒とのコミュニケーションなどをサポートする、これが大事だと思います。
また、自分の力で判断せずに先輩の先生方にアドバイスを求めることも時には重要です。