障害者施設の事例
施設名: 就労定着支援
感覚障害の方が出勤時間と曜日が分からなくなる事例
対応者
対応者 作業(職業)指導員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
感覚障害の方が出勤時間と曜日が分からなくなる。
今回の対応において良かったと言える点は、企業側のUさんに対する不信感を取り除くことができるように説得できたことです。反面にUさんに対する企業との間を分けて考える必要があった点が問題で、企業とUさんとの間が良好であると考えていたが故、企業とUさんを同席させたことで言い合いになったという点が私たちの落ち度でした。
今回のケースは、実は企業と就労定着支援を受ける人物との間の関係が良好ではなかったという点にあり、この場合企業と支援を受ける人物を分けて個別で面談すべきでした。そうすることで企業の言い分と支援を受ける人物の言い分を精査して判断を下すことが可能なため、時間こそかかりますが、企業と就労を望む人物との間で雇用関係にひびが入りそうになる事態は避けることができたと思えます。いかにして相手の本音を聞き出すかという点において、両者をぶつけるというより分けて考えるという方法がおそらく企業と雇用者の間で関係性が悪化しない方法に思えます。
トラブルが起きた背景
Uさんは企業との間で雇用が成立している方なんですが、企業との間で出勤に関するトラブルがありまして企業の方とUさんの両者から相談という形でお話を聞くことになり、相談時にUさんと企業との間でトラブルになりました。トラブル内容については、Uさんの感覚障害による曜日感覚のずれというものについて企業側はなぜUさん本人が対策をしないかということを不審に思い、相談したことで言い合いになってしまったというもので、結果についてはUさんに対して出勤が分かるようにデジタル式のカレンダーの活用のほか、スマートフォンのリマインダー機能を活用し出勤してもらうという方向で収まりました。
対応者の中での対応
今回の対応において良かったと言える点は、企業側のUさんに対する不信感を取り除くことができるように説得できたことです。反面にUさんに対する企業との間を分けて考える必要があった点が問題で、企業とUさんとの間が良好であると考えていたが故、企業とUさんを同席させたことで言い合いになったという点が私たちの落ち度でした。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今回のケースは、実は企業と就労定着支援を受ける人物との間の関係が良好ではなかったという点にあり、この場合企業と支援を受ける人物を分けて個別で面談すべきでした。そうすることで企業の言い分と支援を受ける人物の言い分を精査して判断を下すことが可能なため、時間こそかかりますが、企業と就労を望む人物との間で雇用関係にひびが入りそうになる事態は避けることができたと思えます。いかにして相手の本音を聞き出すかという点において、両者をぶつけるというより分けて考えるという方法がおそらく企業と雇用者の間で関係性が悪化しない方法に思えます。