障害者施設の事例
施設名: 病院
脳出血に伴う脱抑制がある方が怒りやすい事例
対応者
対応者 作業療法士
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
脳出血に伴う脱抑制がある方が怒りやすい。
私自身の反省点としては、他部門スタッフとの情報共有が上手くできていなかったと感じました。良かった点としては、強制退院となった事でその方と関わる事がなくなった事です。
脱抑制や怒りやすいといった前情報があったため、安易なボディータッチや言動には特に気をつけるべきだと予測できた事案だと思います。また直前にトラブルになったスタッフは、その旨を周りに申し送ればそれ以降関わるスタッフは細心の注意を払って対応に当たれたと考えます。病院側が私に配慮して強制退院になりましたが、スタッフ側である程度コントロールできた事だったと思います。今回の件で、細かい事でも情報共有を行う事が周囲と自分の身を守る事に繋がることを学びました。
トラブルが起きた背景
Tさんは脳出血により軽度の失語症と脱抑制を呈した方です。普段から自分が伝えたいことが伝わらないと易怒性になる方で、病棟スタッフは筆談やボディーランゲージを活用するなど工夫してその方と関わっていました。リハビリの声掛けをしようとTさんの病室を訪ねた際に、直前まで話していたスタッフとトラブルになったのか声掛けをしても全く目を合わせてくれませんでした。聞こえていないのかと思い軽く体を揺さぶると、怒りが爆発したのかベッドセンサーの紐を振り回しその紐が私の顔に当たり少し口の中を切りました。この事がきっかけでこの方は強制退院となりました。
対応者の中での対応
私自身の反省点としては、他部門スタッフとの情報共有が上手くできていなかったと感じました。良かった点としては、強制退院となった事でその方と関わる事がなくなった事です。
今後同じ事例が起きた時の対処法
脱抑制や怒りやすいといった前情報があったため、安易なボディータッチや言動には特に気をつけるべきだと予測できた事案だと思います。また直前にトラブルになったスタッフは、その旨を周りに申し送ればそれ以降関わるスタッフは細心の注意を払って対応に当たれたと考えます。病院側が私に配慮して強制退院になりましたが、スタッフ側である程度コントロールできた事だったと思います。今回の件で、細かい事でも情報共有を行う事が周囲と自分の身を守る事に繋がることを学びました。