障害者施設の事例

施設名: 就労継続支援B型

自閉症の方が他者に反応しパニックを起こした事例

対応者

対応者

対応者 生活支援員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

自閉症の方が他者に反応しパニックを起こした。

Tさんがパニックになった時、静養室が近くになかったため代わりに女子更衣室へ誘導しました。その機転を咄嗟に利かせることができたため、Tさんの場面転換ができました。また、Tさんのパニックに影響を受ける利用者さんも現れずにすみました。廊下でパニックになったため、長時間いると新たなトラブルに繋がっていたと思います。しかしTさんの動きに注意を払っていれば、そもそもパニックを防げたはずなのでそれが反省点です。

障害福祉施設に通う利用者さんは音に敏感な方も多く、苦手な音を聴くとパニックになるケースも珍しくありません。まずは利用者さんのそういったケースを頭に入れておくことが必要です。把握ができていれば、その利用者さんにとって苦手な環境になっていないかどうか配慮できるからです。そしてもし利用者さんがパニックになった場合、大丈夫だよ!落ち着いて!などの声かけはあまり意味がありません。声かけよりも場面を変える方が効果的です。静養室があれば1番ですがない場合はトイレや更衣室、あるいは外など普段から見当をつけておくと対応しやすくなります。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

トラブルが起きた背景

女性利用者のTさんは知的障害と自閉症を持つ方です。普段は静かに過ごしていることが多く、施設で取り組んでいる軽作業も完璧にこなすことができ安定されています。しかし音に敏感な面があり、特に人の奇声や怒鳴り声を聞くとパニックになってしまう特性をお持ちです。いつも安定して過ごしているため、休憩時間は1人で自由に施設内を行き来しているTさんですが、その日はたまたま不安定だった他の利用者さんと廊下でバッティングしてしまいました。その利用者さんは不調だったこともありTさんの目の前で奇声を上げて怒ってしまいました。Tさんはすぐに反応し、自分の頭を叩く自傷や奇声を上げながら泣き出しパニックに陥りました。Tさんの奇声を聞いてすぐに駆けつけ、静養室が近くになかったため代わりに女子更衣室へ誘導しました。Tさんがパニックになった姿を見てまた影響を受ける方もいるからです。女子更衣室の中でもTさんはしばらく落ち着かず泣き叫ぶ声が聞こえていましたが、徐々に落ち着きその後は軽作業に戻ることができました。幸い、他の利用者さんがTさんのパニックに影響を受けることもありませんでした。

対応者の中での対応

Tさんがパニックになった時、静養室が近くになかったため代わりに女子更衣室へ誘導しました。その機転を咄嗟に利かせることができたため、Tさんの場面転換ができました。また、Tさんのパニックに影響を受ける利用者さんも現れずにすみました。廊下でパニックになったため、長時間いると新たなトラブルに繋がっていたと思います。しかしTさんの動きに注意を払っていれば、そもそもパニックを防げたはずなのでそれが反省点です。

今後同じ事例が起きた時の対処法

障害福祉施設に通う利用者さんは音に敏感な方も多く、苦手な音を聴くとパニックになるケースも珍しくありません。まずは利用者さんのそういったケースを頭に入れておくことが必要です。把握ができていれば、その利用者さんにとって苦手な環境になっていないかどうか配慮できるからです。そしてもし利用者さんがパニックになった場合、大丈夫だよ!落ち着いて!などの声かけはあまり意味がありません。声かけよりも場面を変える方が効果的です。静養室があれば1番ですがない場合はトイレや更衣室、あるいは外など普段から見当をつけておくと対応しやすくなります。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

介護施設の事例一覧へ