障害者施設の事例
施設名: 共同生活援助(グループホーム)
若年性アルツハイマーの方の診断に時間がかかった事例
対応者
対応者 生活支援員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
若年性アルツハイマーの方の診断に時間がかかった。
良かった点は、事実関係をメモして何度も医師に相談し、診断書を書いてもらえた事だと思います。 悪かった点は、送迎を行うなどができたら良かったと思います。 またGPSを身につけていたら迷子になったときでも早期に発見できていたと思います。
ダウン症と若年性アルツハイマーとの見分け方は医師でもなかなか判断がしにくいようでとても難しいです。 またダウン症による若年性アルツハイマーの進行は、かなり早いです。 1年間で急速に症状が悪化します。 若年性アルツハイマーになる進行状況には、前兆がありますのでそれを早く見つけられるかがポイントになると思います。 また老人ホームとの連携も大切で、共同生活援助(グループホーム)だった場合、介護支援となりますので入所先が変わります。 共同生活援助(グループホーム)で一時的に支援をしたとしても介助資格を持っている世話人の確保が必要です。
トラブルが起きた背景
Sさんは56歳、重度の知的障害者でダウン症です。
そのSさんは重度の知的障害でしたが、1年前までは自転車で20分ある工場まで行き、そこで働いていたのですが、徐々にSさんはカバンを途中で落として帰ってきたり、財布を落として帰ってくるようになりました。
さらに通いなれている道で迷子になってしまうことも2回ほどあり、職員みんなで探したこともありました。
19時をすぎ警察に届け出を出そうかというところで見つかり、もう通勤は難しいと判断しかかりつけの医師に「若年性アルツハイマーではないか」と診断書を書いてもらおうとしたのですが、ダウン症と若年性アルツハイマーとの見分け方が難しくなかなか診断書を書いてもらうことができませんでした。
事実関係をメモしてそれを医師に何度も説明してなんとか診断書を書いてもらいましたが、時間がかかりました。
対応者の中での対応
良かった点は、事実関係をメモして何度も医師に相談し、診断書を書いてもらえた事だと思います。
悪かった点は、送迎を行うなどができたら良かったと思います。
またGPSを身につけていたら迷子になったときでも早期に発見できていたと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
ダウン症と若年性アルツハイマーとの見分け方は医師でもなかなか判断がしにくいようでとても難しいです。
またダウン症による若年性アルツハイマーの進行は、かなり早いです。
1年間で急速に症状が悪化します。
若年性アルツハイマーになる進行状況には、前兆がありますのでそれを早く見つけられるかがポイントになると思います。
また老人ホームとの連携も大切で、共同生活援助(グループホーム)だった場合、介護支援となりますので入所先が変わります。
共同生活援助(グループホーム)で一時的に支援をしたとしても介助資格を持っている世話人の確保が必要です。