障害者施設の事例
施設名: 就労定着支援
パニック障害により長時間の就労が困難な事例
対応者
対応者 相談支援専門員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
パニック障害の方が、就業時間の長さから仕事の継続が難しいと相談に来た。
決まった時間を過ぎたら帰宅し、リモートワークで業務を行う方法を打診し、受け入れてもらえた。
企業が改善案を前向きに受け止めてくれたが、今後特例を作り続けるのかという点は課題である。
トラブルが起きた背景
Pさんは就業先でのお仕事において仕事の継続が難しいということを相談に来られました。
Pさんのお仕事は正社員でのお仕事で、就業時間の長さからとてもじゃないけど、続けることができないということで相談に来られました。
Pさんは自己が普通の人物と異なることを悩んでおり、そうした悩みから長時間外部で働くことについて抵抗があるとのことで相談に来られたのです。
相談を受けて会社に出向き、ある程度の時刻を過ぎたら帰宅という形で後はリモートワークで業務を遂行するという方法をPさんを受け入れた企業に打診しました。
受け入れてもらったことでPさんはお仕事を続けることができました。
対応者の中での対応
今回のケースはPさんの働く企業側がPさんの仕事ぶりについて評価をしていて、かつPさんの問題について社員も理解してくれたことでした。
その上で良かった点は、Pさんが働く企業と我々で相談してPさんの働き方を改革できた点です。
反面に解決すべき点としてはPさんの働き方について特例という形を許したけど、次にPさんのような社員を受け入れた場合どうしようという課題が生まれました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今回は、企業様が前向きでPさんのような障害を持つ方のお仕事についての改革案を受け入れてくれた上で成功した事例ですが、企業側がこれから障害を持つ方を受け入れる上で特例を作り続けるのか?という問題が上がっています。
特例を作ることで一般の従業員の方をどうしようかという問題も生まれます。
そうした場合、障害を持つ方の就業において厳しい選択をしなければならなくなることを、障害を持つ指導を受ける人物に対して言えるのかというのも論点であり課題だと言えます。