障害者施設の事例
施設名: 就労継続支援B型
学習障害の方が苦手な共同作業でトラブルになった事例
対応者
対応者 作業(職業)指導員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
学習障害の方が共同作業が難しくトラブルになった。
作業内容を見直し、他の業務を依頼した。
他のスタッフと協力し、利用者のサポートを行うことが重要。
トラブルが起きた背景
Sさんは言語障害をお持ちで言葉の組み立て作業を円滑に行うことが難しく、特に他の施設利用者の方と協力して作業を行うことが難しいという方でした。
そんなSさんは、ついに他の施設利用者の方と作業手順を一切守らないということでトラブルになったのです。
その結果、Sさんは共同作業が難しいということで他の作業を依頼することになったのですが、他の共同作業以外を任せると決まったとたんSさんは施設に来なくなりました。
対応者の中での対応
今回の対応については共同作業が難しいということにあり、作業内容を見直したことが良かったと見ています。
悪かった点としては、作業を見直したことで作業に準ずる人物が作業を拒否したことが問題で、以降について話し合いの場が設けられましたが、うまく彼女の意向を聞き取ることができませんでした。
指導者としての私の対応については彼女の意向を汲み取り切れなかった点が問題に思えます。
今後同じ事例が起きた時の対処法
共同で作業することが主である事業所の場合、共同作業が難しい人物が作業所を利用した場合に関し疎外感などのほか強いストレスを受けるケースもあります。
指導員となり得る人物は作業に準ずる人物に対して注意を払い、作業を見守り、作業が難しいと判断した場合においては別の施設の利用について検討するなど、利用者となり得る人物を陰ながら支援することが重要です。
今回の私のケースは、残念ながら私とその他スタッフとの間でのやり取りができず、私個人の判断で作業手順を見直しその後のサポートがなかったことが問題で指導員は他のスタッフと協力し問題に対処せねばならないです。