障害者施設の事例
施設名: 共同生活援助(グループホーム)
聴覚過敏の利用者が他者の声に反応し他害してしまう事例
対応者
対応者 社会福祉士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
聴覚過敏の利用者が、他者の声や物音でイライラし、他害してしまう。
職員が間に入り、頓服を勧めるが内服できないこともある。
自分が不安に思っていると相手にも伝わり、行為を助長してしまうため、勤務の際には意識する。
トラブルが起きた背景
Tさんは自閉スペクトラム症を持ち、聴覚過敏があります。
ご自身の部屋にいても他利用者様の声やリビングにあるテレビの音に反応され、よくイライラされています。
そのイライラをうまく職員に訴えることができず、突発的に目に入った方やご自身で狙いを定めている方へ手が出て、他傷行為に至ってしまいます。
また物損行為もあり、目についた物を投げたりテレビを手で叩いて壊すことが何度もあります。
他利用者様は毎度のことなので、すぐにご自分の部屋に入られ避難します。
その際、職員は行為を静止したり、他利用者様にそれ以上の危害が加わらないように間に入ったりします。
しかし年齢も若く力も強いので、止められない場合は近くの警察署へお願いしており、連絡し対応して頂くこともあります。
対応者の中での対応
彼がイライラしてきたらまず不穏時の頓服をすすめるのですが、イライラがピークになっているためご自身の拒否が強く服薬できないこともあり、その前に気付いて早めの対応をしていくことが重要だと感じます。
しかし、部屋にこもっている方なのでその前兆に気付くことが難しく、突発的に部屋を出てきたら毅然とした態度で接することでそれ以上悪化しないこともあり、職員の態度一つでも彼の不安等を煽っていることもあると感じます。
今後同じ事例が起きた時の対処法
どんなに怖い体験でも、人相手のため少なからず経験すると思います。
私も就職したての頃、今より重度の障害のある方の職場で働いており、夜勤の際に肩を噛みつかれました。
その時は恐怖でどうしようもなかったのですが、次の夜勤の際は何もなく平和に終わりました。
自分が不安に思っているとそれが相手にも伝わり、より行為を助長していることに気付きました。
それからあれ以上のことはないと言い聞かせながら夜勤をしています。
大変なこともありますがやはり私は好きな場所で仕事ができているので、もっといろんなことを経験しながら日々精進したいと思います。