障害者施設の事例
施設名: 放課後等デイサービス
行動障害の方の自傷を止めに入り児童が暴力を受けた事例
対応者
対応者 児童指導員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
行動障害の方の自傷を止めに入った児童が暴力を受けた
相談機関を通じて、両親に新しい放課後デイサービスを提案、今の施設を利用できない理由を説明した
被害児童の保護者への説明が不十分だった。問題が起きないと断定できないことを、保護者に理解してもらう
トラブルが起きた背景
U君は自分の思ったことを言葉にするのが苦手でストレスを感じると自傷に走るという行為を繰り返しており、それを止めに入った児童が暴力を受け怪我をするという状況になりました。
その上でU君については他者の児童を傷つけたことが問題になり、施設の利用をお断りするという形で対応となりました。
なおU君の保護者に対しては相談機関を通して新しい施設を探してもらうということで問題の解決を図り、こちら側が受け入れを拒否しないといけない理由について丁寧に説明をしました。
対応者の中での対応
今回のケースで対応者の良かった点は、相談機関を通して新しい放課後デイサービスの利用を求めた点にあり、問題となった原因についてご両親に理解を求めた点です。
逆に問題となるのが、怪我をした児童への対応で、安心して設備利用が可能であると言い切れるかという説明ができてなかった点が悪かった点になります。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今回のケースは二つの問題があり、一つ目は行動障害を持つ児童の起こしたトラブルです。
二つ目は、被害を受けた児童の保護者への説明が不足した点で、被害を受けた児童から当施設の信頼が失われた点にあります。
この場合、被害を受けた児童は問題行動を行っておらずむしろ善意で行動し被害にあったわけですから、このようなことが今後起きないというのを保証してほしいという意見については正当です。
しかし、問題が絶対に起きないとは言い切れません。
「絶対」を約束できないことを、施設を利用する保護者に理解していただくしかないと思います。