障害者施設の事例
施設名: 訪問介護事業所
軽度知的障害の方にお風呂と歯磨きを指摘し激高された事例
対応者
対応者 ボランティアその他
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
軽度知的障害の方にお風呂と歯磨きを指摘し激高された
丁寧に謝罪
長年介入していても、利用者のこだわりは尊重し続ける必要がある
トラブルが起きた背景
利用者Kさんは軽度の知的障害、軽度の精神障害をお持ちの方です。
私はいつも買い物の付き添い、家事援助にて入らせていただいております。
利用者Kさんは基本的にお風呂に入りませんし、歯磨きも行いません。
洗濯物もたまりっぱなしです。
今年の4月頃いつものように家事援助で入っていました。
利用者Kさんとはもう5年の付き合いになります。それもあって少し踏み込んでみようと思い「Kさんお風呂入って歯磨き、たまにはしなあかんのちゃう?」と言いました。
すると利用者Kさんは激高されました。
対応者の中での対応
利用者Kさんは「ずっと、僕はこれで生きてきてんねん!Uさんは他のヘルパーさんと違ってそういうこと、何も言ってこないから一緒にいて過ごしやすかったのに!!」と言いました。
私はすぐに「Kさん、気を悪くさせてすみません。私のことをそういう風に思ってくれてたのに、このような言動をとってしまってすみません」と謝罪しました。
利用者Kさんは私の謝罪の言葉を聞き入れてくれて「これから僕が死ぬまでよろしくね」と言われました。
良かった点は、利用者Kさんの気が収まるように、私なりに言葉を選んで物腰を低くして、丁寧に謝罪したことです。
悪かった点は、利用者Kさんの意思を尊重せず自分の意思を優先した言動をしたことです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
利用者Kさんとは長年の仲になったことにより、自分の中に慣れのようなものが出てきていました。
それが今回のトラブルの発端だと思います。
利用者さんとの仲が長年になったとして、利用者さんのこだわりはそのまま尊重していくやり方でいかないといけない、と思いました。