障害者施設の事例

施設名: 共同生活援助(グループホーム)

共同生活援助(グループホーム)世話人脳病変障害てんかん

対応者

対応者

対応者 世話人

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Hさんは言語障害などで職員だけでなく、周囲の人たちとも上手くコミュニケーションができません。
また注意欠陥・多動性もあるので施設にいる時は落ち着かずに常に動いて過ごしています。
さらに問題なのがHさんの異食症です。
食べ物ではない紙などを口に入れてしまうので、Hさんの前ではメモや書類などを取り出すのもはばかられます。
Hさん以外も含めた支援を行う職員のGさんだけでなく、他の職員の人たちもHさんの異食症にはいささか困っていました。
ある時、職員のGさんが夜勤をしていると突然Hさんが部屋から出てきました。
そこでHさんの所へ向かうと、何とHさんは施設のトイレットペーパーを口にしていました。
そのため職員のGさんはHさんからトイレットペーパーを取り上げると、すぐにその場で吐き出させました。
以後Gさんは夜間にトイレットペーパーの管理に気をつけて、何とか上手く付き合えています。

対応者の中での対応

もともと異食症と分かっていたので職員たちの間では注意していましたが、ふいにHさんがトイレットペーパーの存在に気づいたのに問題がありました。
しかし、すぐに気づいたので何とか対処できたのが良かったです。

今後同じ事例が起きた時の対処法

言語障害や注意欠陥・多動性、異食症など様々な問題を抱えている障害者の方の対応は、職員の側から見ても大変だったり難しかったりします。
そういう方は言語障害などがない他の障害者の方に比べて、言葉によるコミュニケーションや注意を促すのがかなり難しいからです。
しかし、たとえ言語障害があっても全く相手の言っていることが理解できていないわけではないので、そうした障害に応じた対処が必要です。
また、どんな異食症があるのかは普段の生活からある程度分かっていることもあります。
そのためそういう対応に難しい障害者であっても、何とか職員同士で気をつければ防げることもあるので、様々な対応や対処の積み重ねが良い結果につながると思います。

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