障害者施設の事例

施設名: 生活介護

生活介護ヘルパー中度知的障害自閉スペクトラム症(ASD)

対応者

対応者

対応者 ヘルパー

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

Kさんが市販の鎮痛剤をオーバードーズしてしまった。

病院に連れて行き、医師からは呼吸や脈拍などから胃洗浄が必要なほどではないと言われ、点滴をして2時間横になっていると吐き気も収まり元気になり帰宅した。
近くにある病院がかりつけ医であることを知っていて、保険証の場所なども確認済みであったことで素早く動くことができた。

家族が鎮痛剤をキッチンのあたりに出しっぱなしにしたかもしれないと言っていた。
薬の管理についても生活介護授業所とご家族できちんと話し合っておくべきだったと反省した。

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トラブルが起きた背景

Kさんは自宅から平日は通所施設に通われていました。
両親と同居ですがお仕事をされており、Kさんの帰宅する時間が16時で、お母様が帰宅される19時くらいまでの3時間は留守番をされていました。
ヘルパーは17時半に訪問介護で見守りと家事援助に入ることになっていました。
いつもなら自分の部屋で音楽などを聴いてリラックスされているKさんですが、その日はリビングにいて「気持ちが悪い」と訴えてきて、よく観察してみるとごみ箱に市販の鎮痛剤が1シート捨ててありました。
1回1錠の薬ですが1シートには8錠あり、まさかと思いますが「飲んだ?」と聞いてみると「飲んだ」というので、ご両親に連絡してすぐに近にある病院に連れて行きました。
何錠飲んだかなどは聞いてもわからなかったのですが、気持ち悪くなるには少なくとも4.5錠は飲んでいるだろうというのが医師の見解でした。
ただ呼吸や脈拍などから胃洗浄が必要なほどではないということで、点滴をして2時間横になっていると吐き気も収まり元気になり帰宅しました。

対応者の中での対応

Kさんの訪問介護は当時で3年目で、近くにある病院がかりつけ医であることを知っていて、保険証の場所なども確認済みであったことで素早く動くことができたと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

Kさんは健康で定期的な服薬も必要ないので、今までは薬を飲んでしまうというトラブルは1度もなかったのですが、その後ご家族とお話をするなかで、朝お母様が鎮痛剤を飲んで出勤し、その薬をキッチンのあたりに出しっぱなしにしたかもしれないとおっしゃっていました。
それは誰にでもやってしまいがちなことなので、薬の管理についても生活介護授業所とご家族できちんと話し合っておくべきだったと反省しました。

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