障害者施設の事例

施設名: 就労移行支援

就労移行支援サービス管理責任者自閉スペクトラム症(ASD)

対応者

対応者

対応者 サービス管理責任者

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男性

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トラブルが起きた背景

Aさんは、自閉の方で感情の表出が特性上むずかしい方です。
特に笑顔を作ることが苦手で軽作業・バックヤード等の裏方での作業を希望しておりました。単純作業・集中して同じことを繰り返す作業に関しては、適性をお持ちで作業態度もまじめな方でした。
就労移行支援(就労支援員)経由である酒屋さんの求人を開拓し、面接に臨みました。当人の特性は事前にお伝えしていましが、面接場面でうまく笑顔を作ることができず先方から「接客関連の業界で笑顔を作れない事は致命的、採用は難しい」といわれ不採用。本人も大変ショックを受けており、リカバリー・モチベーションの復活にも時間を要しました。
その後、特性を理解する企業様へ就労が決定しましたが、いかに企業と求職者を繋げるかの難しさを実感したケースでした。

対応者の中での対応

先方への連絡時点で、本人特性を口頭ベースのみでお伝えをしてしまった点。

今後同じ事例が起きた時の対処法

就労支援の場面において、企業理解をどのように促進するかの手段は様々あるかと思います。
法定雇用率のみを目的として雇用する企業様も少なくなく、いかに本人の特性を理解して職場環境を構築できるか(笑顔が難しい=それを必要としない業務切り出し等)が必要と感じた事例でした。
今回のケースの後「スキルチェックシート」を作成し本人の障害特性・合理的配慮・訓練の様子・強み弱みなどを視覚化して、履歴書・職務経歴書等とともに共有する事を徹底しました。また短期間の職場実習の依頼や、数か月程度のトライアル雇用活用の促進などマッチングの為の環境整備も並行して必須提案しました。
結果、トライアル経由の就労継続率(半年)は80%程度を維持できました。

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