障害者施設の事例

施設名: 生活介護

生活介護生活支援員重度知的障害ダウン症

対応者

対応者

対応者 生活支援員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

利用者のAさんは、GPSを所持しながら施設までバスと徒歩で自力通所をされています。
学生時代からご自身だけでバスは使用していたの慣れており、新卒で施設に通い始めたところでした。学校は施設の隣だったこともあり通所はAさんに任せていました。
この日もバスで通所の予定でしたが、到着時間になってもAさんの姿がありませんでした。
ご自宅に電話をするといつも通りの時間に家を出たとのことだったため、GPSで所在を確認すると降りる予定のバス停を通り過ぎていることがわかりました。
お母様がGPSの場所に向かうことになったため、職員は施設で待機していました。
数十分後、お母様が遠くから付いてくる形でAさんは施設に到着されました。
お母様がGPSの場所に到着すると、Aさんは施設方面に向かって歩いていたとのことでした。
またこのようなことがあればGPSで所在を確認し、お母様か職員かがその場に行くこととなりました。

対応者の中での対応

(良かった点)到着時間を過ぎたのを確認しご自宅に電話をしたこと。
(悪かった点)最近乗りはじめたバスにも関わらず、ご本人がもう慣れているということで危機管理が足りていなかったこと。

今後同じ事例が起きた時の対処法

通所後の支援だけを意識するのではなく、通所中についても配慮する必要があります。
しかし、ご自身で出来ることを尊重しつつ見守る姿勢も大切だと感じています。
Aさんはその後何回か同じようなことが続きました。
そのうちに降りる予定のバス停で止まらないバスに乗車してしまっていることがわかりました。
そしてバス停を通り過ぎたことがわかったら、自分で降車ボタンを押して下車しそこから徒歩で施設まで向かっていたのでした。
そこで、行き先の書かれたバスの写真を毎日職員と確認するようにしました。
すると時々乗り間違えはするものの回数は減るようになりました。

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