障害者施設の事例

施設名: 共同生活援助(グループホーム)

共同生活援助(グループホーム)世話人軽度知的障害統合失調症

対応者

対応者

対応者 世話人

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男性

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トラブルが起きた背景

利用者Oさんは軽度知的障害をお持ちの方です。
会話や意思疎通をする分にはいわゆる「知的障害」を感じ取ることはできないために、初対面の方であれば障害者であると認識されることはないと思われます。
従って、個別支援計画の作成の際のカンファレンスでもスムーズに意思疎通が行われていると支援者らは自覚していました。
しかし、金銭管理に関する支援計画に基づき支援を進めていくと支援者と被支援者の意向の不一致が表面化しました。
利用者が金銭管理のルールについて「そんな計画は知らない、人の金を盗む気か!」と感情的になりトラブルとなった。
支援者は個別支援計画の作成の際の書面を用いて丁寧に説明しなおして、ご自身の同意も頂いた旨を説明した。
支援者の説明に対して利用者は返事をして、利用者の返答を分析しても理解ができている上でしかコメントできない内容が散見される。
故に、支援者は理解が深くなったと判断して再度、金銭管理に関する個別支援計画を実施した。
しかし時が経過して同じ状況に陥った。最終的には本人主体を原則として個別支援計画の変更をして対応した。

対応者の中での対応

軽度知的障害者は意思疎通に問題ないと思われがちであるが、実際のところ支援計画の意義や背景も含めて理解できていない、あるいは理解できない場合がある。
このような障害特性による一般的な見解との相違も踏まえて支援を考えていく必要があると思った。
今回の事例における悪かった点は、障害特性による理解の程度の目測を誤ったことである。

今後同じ事例が起きた時の対処法

利用者からの申し出や苦情に対して傾聴して、その原因や背景を考えながら丁寧に支援計画を組み立てていくことで良い結果になると思います。
結果的に計画の立案が失敗となっても、見直すことで良い方向に進みます。
普段から信頼関係を形成してコミュニケーションを円滑にはかれる関係を維持する必要があると感じています。

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