障害者施設の事例
施設名: 共同生活援助(グループホーム)
共同生活援助(グループホーム)サービス管理責任者精神障害1級自閉スペクトラム症(ASD)
対応者
対応者 サービス管理責任者
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
失禁、意識混濁の状態で深夜他入居者から発見され緊急連絡を受け救急搬送。アルコールが抜けると症状は緩和し入院には至らず。 入居規則上即退去だが生活保護受給者、家族関係は断絶だった為一時グループホームへ。精神科へ生活保護課のケースワーカーと訴えかけようやく任意入院の運びとなった。
正直なところ何が正解なのかは分かりませんが、まずは一時的にアルコールを抜くことが出来たことが良かった点でしょう。
うちのグループホームは精神障害者を主にしていますが、対応云々よりも受け入れ段階でアルコール依存症の情報を入手できなかった事を考えると、実態調査時に病歴と共に生活歴もしっかりと把握するべきだったと思います。基本的にはオールラウンドで新規入居者を受け入れてはおりますが、本人にとっても依存症であれば依存症に特化した場所で生活する方が余程幸せだったと思います。 ちなみにですがこちらの方 1年過ぎた今も精神病院へ入院したまま次の先は見つかっていないようです。
トラブルが起きた背景
失禁、意識混濁の状態で深夜他入居者から発見され緊急連絡を受け救急搬送。ところがアルコールが抜けると当然症状は緩和し入院には至らず。
入居規則上は即退去なのですが生活保護受給者、家族関係は断絶という方でしたので戻る先がないためグループホームへ戻ることになりました。
主治医の精神科へ相談しましたが、精神科であるためアルコールによる治療は担当外とお断りされ、挙げ句それに困っているのはグループホームで本人は困っていないじゃないかと怒られる始末。
結局生活保護課のケースワーカーさんへ翌日連絡し、強制退去の運びとしましたが次の場所が決まるまで面倒を見てくれとのことで、一週間ほどつきっきりでアルコールを購入しない、飲まないを徹底した上でアルコールを抜いた状態で再度精神科へ生活保護課のケースワーカーと共に訴えかけ、ようやく任意入院の運びとなりました。
対応者の中での対応
正直なところ何が正解なのかは分かりませんが、まずは一時的にアルコールを抜くことが出来たことが良かった点でしょう。
今後同じ事例が起きた時の対処法
うちのグループホームは精神障害者を主にしていますが、対応云々よりも受け入れ段階でアルコール依存症の情報を入手できなかった事を考えると、実態調査時に病歴と共に生活歴もしっかりと把握するべきだったと思います。基本的にはオールラウンドで新規入居者を受け入れてはおりますが、本人にとっても依存症であれば依存症に特化した場所で生活する方が余程幸せだったと思います。
ちなみにですがこちらの方 1年過ぎた今も精神病院へ入院したまま、次の先は見つかっていないようです。