障害者施設の事例
施設名: 短期入所(ショートステイ)
短期入所(ショートステイ)作業(職業)指導員中度知的障害
対応者
対応者 作業(職業)指導員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
お母様のことが大好きなKさん、夜の消灯前エレベーターのボタンをカバーしている扉の鍵を職員が閉め忘れてしまった為、鍵の空いたエレベーターで玄関まで降り裸足のまま家へ帰ってしまった。お母様に謝罪、始末書の作成、消灯前の鍵点検の強化となった。
私は責任者に鍵点検を任せきりにしてしまっていたため何も良い対応をできませんでした。
人間なので気のゆるみは当然ありますが、私が勤務していた日中一次支援・短期入所施設は利用者の命を責任もってお預かりする場所ですので少しのミスも許されません。人間だからこそ起こりえるミスを見越してチェックリストを細かく作成するなど防止策を徹底しておくべきだと思います。また責任者の仕事が明確に分かれている場合、利用者の命に係わるものに関しては複数人でのチェックを行い、漏れることのないよう工夫するべきだと思います。
トラブルが起きた背景
Kさんはもともとお母様のことが大好きで、当施設を利用する際は泣く泣くお母様と離れ、元気のないご様子で過ごされてることが多い方でした。トラブルとなった日はKさんの保護者様のレスパイトのため1泊2日のご利用でした。夜の職員体制が気心の知れたメンバーの組み合わせとなり、和気あいあいと勤務を行っていました。夜の消灯前、その日の責任者が施設中のカギの点検をして回るのですが、その日は少し気が緩んでしまったのか、エレベーターのボタンをカバーしている扉の鍵を閉め忘れてしまったようです。夜中の見回りの際にKさんがいないことに気が付きました。職員が施設中を探し回っているとお母様からお電話があり「Kさんが帰ってきてしまった」とのこと。Kさんは夜鍵の空いたエレベーターで玄関まで降り、はだしのまま家へ帰ってしまったのでした。その後の対応はお母様に謝罪、始末書の作成、消灯前の鍵点検の強化となりました。
対応者の中での対応
私は責任者に鍵点検を任せきりにしてしまっていたため、何も良い対応をできませんでした。
今後同じ事例が起きた時の対処法
人間なので気のゆるみは当然ありますが、私が勤務していた日中一次支援・短期入所施設は利用者の命を責任もってお預かりする場所ですので少しのミスも許されません。人間だからこそ起こりえるミスを見越して、チェックリストを細かく作成するなど防止策を徹底しておくべきだと思います。また責任者の仕事が明確に分かれている場合、利用者の命に係わるものに関しては複数人でのチェックを行い、漏れることのないよう工夫するべきだと思います。