障害者施設の事例
施設名: 重度障害者等包括支援
四肢麻痺の方が職員から身体介護を満足に受けられない事例
対応者
対応者 看護師
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
四肢麻痺の方が職員から心ない言葉をかけられ身体介護を満足に受けられなかった。
事実関係を確認。ほぼ申出人の訴え通りの対応であったと判明した。職員に聴取したところ、時間に追われている時は離床の依頼やオムツ交換の依頼など、すぐ対応しない事は日常的にあるとの答えがあった。職員も正直に答えてくれた事。
園長、生活相談員、ユニットリーダー等が面談して苦情を伺う。その後、園長、相談員、ユニットリーダー等で対応のための会議の開催を決め開催。苦情を我慢している利用者の気持ちに寄り添う事はもちろんだが、当該職員の時間に追われ対応できなかった精神状態と、先輩職員が協力しにくい人間関係も判明した。対応を協議し説明、職員間の協力体制を確認することを申し合わせた。介護部門に限らず誠実に業務を行うよう注意喚起が必要。
トラブルが起きた背景
交通事故で四肢麻痺のKさんよりの苦情。「離床を頼んだところ、新入介護職員に「もう少し待って」と言われそのまま無視された。オムツ交換を依頼すると「またか。また出るからその時に取り換える」など心ない言葉が返ってきた。自分は身体介護を受けなければ何もできないので、苦情を出すと他の職員にも嫌われてしまうのではないかと我慢していたが、このままでは自分の生活が益々不自由な物になってしまう。当該職員の配置を換えてもらうか、職員の態度を改めてもらいたい。
対応者の中での対応
事実関係を確認。ほぼ申出人の訴え通りの対応であったと判明した。職員に聴取したところ、時間に追われている時は離床の依頼やオムツ交換の依頼など、すぐ対応しない事は日常的にあるとの答えがあった。職員も正直に答えてくれた事。
今後同じ事例が起きた時の対処法
園長、生活相談員、ユニットリーダー等が面談して苦情を伺う。その後、園長、相談員、ユニットリーダー等で対応のための会議の開催を決め開催。苦情を我慢している利用者の気持ちに寄り添う事はもちろんだが、当該職員の時間に追われ対応できなかった精神状態と、先輩職員が協力しにくい人間関係も判明した。対応を協議し説明、職員間の協力体制を確認することを申し合わせた。介護部門に限らず誠実に業務を行うよう注意喚起が必要。